2016年4月29日金曜日




さわやかなゴールデンウィークの軽井沢!


軽井沢に行ったらぜひ千住博美術館に行ってください。

本当にさわやかな美術館。



ちょっと前になりますが、軽井沢千住博美術館に行ってきました。


千住博美術館はけっこう新しい美術館です。

できたのは確か5年くらい前じゃないかと思いました。(うろ覚え)


美術館前の庭も素敵でした
千住博美術館の前の庭




簡単に千住博さんという人物ですが、

私は、羽田空港のパブリックアートのイメージが強いのですが、

すっきりとした印象の自然を題材とした作品を多く手掛ける日本画家です。



すっきりというか、スタイリッシュなイメージですね。


美術館に行って、初めて千住さんの写真を見ましたが、

オシャレで素敵なおじさまでした。



一緒に行った母が始終、千住明と言い間違えていましたが、

明さんは博さんのお兄さんで、作曲家の方です。






建物に入って衝撃を受けました。


自然光がさんさんと取り入れられた、白くてスタイリッシュな広い展示空間が

入ってすぐに出迎えてくれます。



美術館の建築のイメージとは異なるかっこいい開放的な作りです。


こんなに自然光を取り入れて、作品のほぞんとか大丈夫なのかな?

と、思うほど明るくてさわやかな展示室です。




大きさの異なるガラス張りの中庭のような空間があって、

スタイリッシュな印象の建物ですが、中庭の植物の緑が

単なる人工的な白い空間ではなくてさわやかな空間にしています。



ぜひ、行ってみていただきたい!



千住博の作品は滝の落ちる様子を描いた作品が有名だと思います。


美術館のパンフレット



展示はたっぷりと、初期のものから近年のものまで幅広く見ることができます。


私は、近年のものが特に好きだなと思いました。


鹿ちゃんがぽつんといるのがかわいい
2014年の〈光〉という作品


2014年に描いた光という作品、静かで美しい湖畔の景色。

大きな作品で、実際に目にすると感動します。





大型の作品の展示のボリュームもすごいですが、

ザ・フォール・ルームでは、滝を描いた大きな作品に映像を投影した

上映を20分間隔で行っています。


絶対に見たほうがいいですよ。



幻想的な作品を見ることができます。





外国の方とかにも喜ばれる展示だと思います。





ミュージアムショップで思わず買ってしまったのがトートバッグ。

鹿さんのワンポイント付きです。


鹿さんワンポイント付き!
千住博トートバッグ鹿さんワンポイント付き!



数量限定でキーホルダー付きのやつを買えました。

キーホルダー付き



キーホルダーを最初見て、「なにこれチーズ?」

とか言ってすみませんでした。


軽井沢千住博美術館



軽井沢千住博美術館の形を上から見たときのデザインなんですね。


私は仕事のときに使ってます。




軽井沢の美術館、冬季は休館しているところが多いので、

温かい時期はいいですが、冬は気をつけてくださいね。


冬の軽井沢は美術館ではなくスキーに行ってください。





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2016年4月22日金曜日


トーハクの常設展については、以前も書いていたのですが、

好きなのでまた書いてしまいます。


「黒田清輝」展を見終えて、もう一つの楽しみはミュージアムショップのグッズです。



トーハクはこういったところで企画力を発揮してくるというか、

グッズが面白いです。




買ってしまいました。




その名も

「湖畔なりきりうちわ」!!!





夏まで出番なしです
湖畔なりきりうちわ




湖畔のモデルの照子さん(後の黒田清輝の奥さん)


が持っているうちわの柄を再現したうちわです。



こういうの、まんまと買ってしまいます。



夏に湖畔で水色の着物着て持てば良いんですよね!?


どうかそんなシーンが訪れて欲しいです。



ほかにも独創的なのが、照子さんキューピー。



ちょっと角刈りみたいですが、かわいいです。


キューピーは以前、吉本新喜劇キューピー

(内場勝則バージョン2つ)

を買っているので間に合っているなと思い、買いませんでした。



あと、個人的に絶対買ってしまうのが、絵画のモチーフ懐紙。


やったらと可愛いんですよね。


学生で茶道を毎週できる環境だったときにはよかったのですが、

もう使いどころがないので、買えず。



でもすごく可愛かったです。


焼失した大作「昔語り」の舞子さんの帯の柄をモチーフにした懐紙でした。

展示を見ていて思ったのですが、昔語りに舞子さんが二人登場しているのですが、


この後ろ姿しか見えない舞子さんの魅力にやられている人は多いのではないでしょうか。


舞妓さんのみ一部抜粋バージョン
舞妓さんのみ一部抜粋バージョン



男の人と手を繋いで寄りかかるやや小悪魔的なコケティッシュな可愛さというか。


グッズにけっこうなっていたので、ファンが多いんだろうなと納得しました。


常設展の方はというと、入口に「国宝 洛中洛外図(舟木本)公開」

とあったのでこりゃ見ないわけにいかない!

と、見に行ってきました。


黒田清輝のチケットで常設展も見れますよ!


常設展、ボリュームがあるのとお腹が空いていたので、

好きな展示をピンポイントに回りました。


私は茶道具と日本画や浮世絵が好きなので、

そのあたりと気になったものを見るというスタンスでした。

戦いの歴史が得意ではないので甲冑や刀はちょっと苦手です。


お目当ての、国宝 紙本金地著色洛中洛外図(舟木本)の感想は、細かい!!




半年ごと眼鏡やコンタクトの度を変えないといけないくらい、

目が悪くなり続けている私としては、細かく鑑賞する集中力がありませんでした。

近視でない目の良い方におすすめです。



当時の風俗がきらびやかに表現されたこの作品を床において

顔を近づけて楽しめたら最高だと思います。



ガラスの向こう側が遠く感じてしまいました。


視力回復の目の体操みたいなやつを本気でやらないといけないかもしれません。



去年の5月の鳥獣戯画展でも目が悪すぎて

作品の背景のりすを見分けることが出来なかった苦い思い出がよみがえりました。



洛中洛外図の隣に顔見知りが展示されていたことに驚きました。

ここで再開するとは。


見に来てよかったと思いました。


竹内栖鳳の 『絵になる最初(はじめ)』がありました。




京都からわざわざ来ていて感動。竹内栖鳳展以来です。


よくよく思い出すと、この作品モチーフの懐紙も買った記憶があります。




モデルが服を脱ぐのを恥じらっているところに着想を得た作品ですが、

時代を問わず恥じらう女性は男性の心をつかむのでしょうか?



なんだか、当時新しい発送の画題だったということなのですが、

素敵な絵だけど竹内栖鳳さん、ちょっとムッツリなイメージを勝手に持ってしまっています。










しまりす屋はこちらから。

2016年4月20日水曜日



東京国立博物館の特別展「生誕150年 黒田清輝」展に行ってきました。


年度始めは気合いの入った特別展がどこも多いので行くところが多くて困ります。

幸せな悩みです。


平成館に入るのは去年の5月に「鳥獣戯画」展以来です。

混んでいるのに辟易した記憶があったので、

平日の午前中に行ってきました。


上野公園からとりました
撮るのが遠すぎたトーハク




私はどれだけの有給を特別展に充てるのでしょうか。



さて。狙い通り特別展でも落ち着いて見ることができました。

よかった!


鳥獣戯画展はここが人でぎっしりだった
平成館前のスペースに順番待ちとかはありませんでした



黒田清輝といえば、教科書に絶対載っている「読書」「湖畔」

ポスターにもなっていますが、この展示でしっかり見ることができます!



湖畔と読書がポスターデザインになってます
平成館の壁



黒田清輝は薩摩藩士の家に生まれ、

18歳のとき法律家になるために渡仏したのですが、

そこで画家を目指すことを決意。


ラファエル・コランに師事します。

「読書」ですが、この絵は25歳のときの作品だそうです。

25歳って!



私は今年で25歳なので今からサロンに出品して評価されないと

黒田清輝に追い付けません。


日本とは全く異なる表現方法を吸収して、

自分のものにして評価されることってすごいと思います。


作品を見ていて思ったのが、黒田清輝の作品は色使いが明るいです。



それが外光派の特徴だと言われてしまえばそれまでなのですが、

落ち着いた色でも暗くない。黒田清輝っぽい色使いというものがあるなと思いました。



読書を今回じっくり見ていて思ったのは、

描かれている女性の目、想像以上に真剣に本を読んでるなと思いました。


大したことない感想ですみません。


ポストカード買いました
湖畔のポストカード

「湖畔」のモデルは後に奥さんとなった照子さんという女性です。

かなりきれいな人だと思います。


全体の青っぽい色合いといい優しくて涼しげで、

惹かれる人の多い作品ということにも納得です。




帰国した黒田清輝は西洋の表現を教える立場として活躍します。


「腰巻事件」という事件、聞いたことありますか?

フランスのサロンで入選した「朝妝」(ちょうしょう)という裸婦像を

日本で展示したところ、警察に風紀を乱すとされて

裸婦像の下半身を布で覆ってしまったというものです。



晩年まで黒田清輝はこの芸術の表現への対立と戦わねばならなかったのですが、

今となってはlove展なんかはけっこう直接的だったし、

春画展なんかも昨年あったし、

あえぎ声をあげる大根の作品とかもあるようなので、

おかげさまでこんな時代になったよと教えてあげたいです。



黒田清輝の作品を見ていて思ったのが、

西洋の表現を伝えることや日本の芸術を取り巻く環境に奔走していたから、

自分の作品に取り組む時間ってそんなに無かったんじゃないのかな?

と、思ってみていたのですが、

黒田清輝自身の言葉にも、そういった内容が残されていました。



晩年は自分の表現がうまくいかず、

苦悩している様子もあったようです。


なんというか、ゴッホっぽい作品、師匠のコランぽい作品、

大好きだったミレーっぽい作品と描き分けるのはとても上手なのですが、

これぞ黒田清輝!という作品はやっぱり限られてしまうのかなと思いました。





黒田清輝の教えを受けていた青木繁とかは描きたいものと

表現方法がわかりやすい代表ですが、

黒田清輝はそういうタイプじゃないなと思いました。



スケッチや下絵も多くて、けっこう真面目なタイプなのかなとも思いました。

黒田清輝という人物を理解できる展示内容だと思います。



こういう展示がけっこう好きです。



黒田清輝展、5月15日までです。




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2016/4/4オープンの新宿南口にできた巨大バスターミナル「バスタ」。



ニュースでも賑わっていましたが、行ってみて結構な存在感でした。

友達に乗り場がバスタに変わったよね?


行けるか心配。と、ラインで言ったところ、パスタ?

と、言われたのでどのくらい話題なのかわかりませんが、


高速バスで新宿にいく長野県民に声を大にして伝えたいです。



ハイウェイバスドットコムの乗り場が新宿バスタの南口に変わったよ!!!


美術館に行くためにちょいちょい高速バス日帰りをしているのですが

(いつも一人で 泣)

方向音痴な私はいつもと違う行動を極力取りたくないのですが、


問題なかったのでご報告です。



ちなみにトラビスジャパンの花バスは乗り場の変更がないので気をつけてください。


自分でもわかるように、私のよく使うこの二者をまとめておきます。



●ハイウェイバスドットコム

・便数が多い

・回数券やポイントがある


今回乗り場がバスタに変更。

しかし、土日などの臨時便は以前と同じ西口から出るそうです。

予約時に気をつけてください。



●花バス(トラビスジャパン)

 ・すごく安い

 ・座席にコンセントがある


以前と同じ、南口からちょっと歩いたところの乗り場で変更はありません。





今回、バスタ新宿の感想なんですが、場所は絶対わかります。

私でもわかりました。

新宿南口から嫌でも見えるバスタとかかれたビルの4階です。


わかりやすい安心感は大分あると思います。

ターミナル内の乗り場もわかりやすいです。



しかし、私が使ったのは平日の午後だったのですが、

けっこう混んでいました。


室内の待合室は座る場所がちらほらあるかなというくらいでした。


1ヶ所行っただけですが、女性用トイレも個室が4つしかなかったので、

土日やGWは激混みの予感です。

人混みが苦手な私はあまり落ち着かない印象でした。


コンビニも近くにないのでバスタ新宿に向かう前に買い物を済ました方が良いですね。


ハイウェイバスドットコムの臨時便は西口の乗り場から出るようなので、

人混みが苦手な人はあえて臨時便を予約するのもありかもしれないです。



私の使う便の情報になるので、予約のときによく確かめてご検討くださいね。




写真くらいとればよかった・・・・。




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ネットショップ手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」を運営。 しまりす屋が趣味の美術館のブログを書いています。大きな美術館から地域の資料館まで足を運んでいます。展示を見て学んだ芸術家などなどブログで紹介していきます。 しまりす屋HPはこちら。http://shimarisuya.thebase.in/

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