2015年3月8日日曜日



東京都庭園美術館の


 「 東京都庭園美術館開館30周年記念幻想絶佳 :アール・デコと古典主義 」 

に結構前に行ってきました。



2015年4月7日(火)までやっているのでまだまだチャンスはありますよ。


 「 東京都庭園美術館開館30周年記念幻想絶佳 :アール・デコと古典主義 」
 「 東京都庭園美術館開館30周年記念幻想絶佳 :アール・デコと古典主義 」 


東京都庭園美術館はしばらくの改修を終えて、

ようやくこの展示で公開となりました。 


改修後を堪能するぞ!

と、思いきや。


まだ庭園は公開されていません。残念。

東京都庭園美術館 庭園はまだ改修中
庭園はまだ改修中


東京都庭園美術館は今回で2回目です。



4年くらい前のタイポグラフィ展で複数人で行きました。



旧朝香宮邸といって

久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年[明治39]に創立した

アールデコ調、超ラグジュアリー邸宅なのです。 



さながら豪邸を覗き見しているようなわくわく感と、

広々とした庭園でモニュメントと記念撮影したりと、

展示以外にも楽しめる要素がたくさんあります。 



そういった理由でぜひ、デートで行ってほしい東京都庭園美術館。 


その東京都庭園美術館にひとりデートしに行ったわけですが。



改修後訪れたかったということと、

展示タイトルに「アールデコ」を掲げているのが珍しいなと

思って行ってみることにしました。

東京都庭園美術館 入口
東京都庭園美術館 入口


アールデコで有名なルネ・ラリックをはじめとして

朝香宮邸を設計したアンリ・ラパンの作品、

つまりは邸宅自体がアールデコの展示品として扱われています。




知識不足のせいで見ているうちに何がアールデコの定義なのか

わからなくなってしまいました。



アールヌーヴォーはとても好きで少しは理解しているのですが。


アールヌーヴォー→曲線美

アールデコ→直線美

共通点→大衆向け、産業的


でも、絵画の中にアールデコってあんまりよくわからないです。



もっと勉強してからまたアールデコについては書きたいと思います。


すみません・・・・。




東京都庭園美術館の楽しみはなんといっても、


室内の凝ったつくりを眺めることです。



北の間「涼しいなあ」

とか、

食堂「私のアパートの部屋の何倍の広さだろうか」

とか。


浅香宮邸に住んでいた方々の生活にも想いを馳せながら鑑賞することができます。




私は階段のところのちょっとしたデザインが大好きです。


本当にオシャレな暮らしがここにはあったんだなー

と、しみじみと憧れます。



東京都庭園美術館 浅香宮邸
東京都庭園美術館 浅香宮邸




東京都庭園美術館のすばらしさは、古くからの邸宅を保存しながらも

新しい取り組みに積極的なところ。


それはだれでもダウンロードできるアプリ配信で音声ガイドの取り組みです。



知らなかった・・・・・。




おバカなことに、私はこのアプリの存在を帰ってから知りました。

お恥ずかしい。



音声ガイドって、聞きたいけれどちょっとお高いんですよね。



わかりやすいガイドを誰でも気軽に使えるものにするって


美術館の敷居が低くなるというか、

みんなが親しめるものにする取り組みですよね。



次こそは。


アプリも試すし、アールデコへの造詣も深めたいものです。





しまりす屋はこちらから






2015年3月4日水曜日



お待たせいたしました!


今回、しまりす屋新商品のお知らせです。



手作り羊毛フェルト作品のお店「しまりす屋」に

なんと!

アクセサリーが登場!



落ち着いた色合いでとてもナチュラルな印象のペンダント3点と










フレンチブルドッグのブローチ1点です。

フレブルって、思わず笑顔になっちゃう愛嬌がいいですよね~。


そんなフレブルさんとこれでいつでも一緒にいられちゃいます。





今回キャバリアキングチャールズスパニエルのフェルトマスコットも追加!

犬好きにぐっとくるラインナップを目指していきたいです。


キャバリア好きのツボを押さえたかわいい仕上がりになっております。




ロバさんのデザインがかわいい羊毛メガネケースもアップしてます。

ロバとテントウムシのオシャレな一点ものの手作りケース。

いかがでしょうか?




商品クリックでしまりす屋のページに飛べます。


ぜひぜひしまりす屋、チェックしてくださいね~!!




引き続き、オーダーメイドも好評いただいております。


ご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください!!



2015年3月2日月曜日



松本市美術館で映画「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」を見に行ったときに、

美術館併設のレストラン「サンチーム」へランチに行ってきました。



フレンチということと、美術館のレストランって高いイメージがあったのとで

どうかな・・・?

と、思ったのですが


980円のキッシュプレートをいただきました。

リーズナブル!



上映まであんまり時間がなく

でもこのままでは3時間の上映に耐えられない!

※ナショナルギャラリー 英国の至宝の上映時間は181分


という状態で入ったのですが、料理がすぐでてきたのでとても助かりました。


天気は悪かったのですが、お客さんで店内はいっぱいでした。




松本市美術館「サンチーム」ランチのキッシュ
「サンチーム」ランチのキッシュ


キッシュすごくおいしかったです。


フランスパンもついてます。


嬉しいのがプレートに野菜がたくさん添えてあって、

その味付けも一つ一つおいしかったです。



天気がいい日はお庭もいい眺めでゆったりできると思います。



美術館のレストラン初めて入りましたけど、すごく素敵なお店でしたー!

2015年3月1日日曜日



松本市美術館で映画「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」観てきました!!




イギリスの美術館、ナショナル・ギャラリーに3ヶ月潜入して製作された

2014年公開のドキュメンタリー映画です。


松本市美術館と松本cinemaセレクトという団体の企画で

松本市美術館の一室で上映されたものでした。


松本市美術館 草間彌生作モニュメント
松本市美術館 草間彌生作モニュメント




鑑賞後の感想は 「長い………笑」 たっぷり181分あります。


おそらく美術館好きでなければギブアップする長さです。


長さについては置いておいて、

美術館の裏話とナショナル・ギャラリーへの愛が詰め込まれた作品です。



ナショナル・ギャラリー 英国の至宝
ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 パンフレット
すごく面白かった!

それに勉強になりました。


映画はオムニバス形式というか、

いろんなスタッフさんの様々な場面が次々に

連続して切り替わっていく手法で続いていきます。 


いきなり学芸員の絵の前でのギャラリートークから映画がはじまります。 

すごく格好いいなと思いました。


話している内容が格好いいし、収蔵品に対する誇りと愛情が伝わってきます。 


学芸員の会議の様子、ナショナルギャラリーの前の人通りの景色、

ワークショップ、修復の現場、展示の現場、セミナー、デッサン教室、

見ている来館者の表情 他にも色んな場面をたくさん繋いで構成されています。



印象に残る場面がありすぎて、見終わった後に

一緒に見に行った友達と、こんな場面もあった!こんな人もいた!

という話で盛り上がりました。 


とにかくたくさん凝縮されてるんです。 



すごく印象に残っているのが、ルーベンスの絵の前での解説。 


二人の人物の解説がそれぞれ別々に入っているのですが、

視点が違って面白い。

後半の男性の解説が特に心に残っているのですが、


まず、

何百年前にこれを描いた画家は

こんな絵全体が照明で照らされていることを想定していない

という話から始まります。 



ルーベンスのその絵は交流のあった市長の家の

でっかい暖炉の上に飾られていたものだそうで、

ルーベンスもそれを想定して描いたそう。 


だから、その部屋の窓からの光を想定していて、

見せたい登場人物がようにちょうど浮き上がるように 

右上の脇役たちは暗闇で存在感を持つように描かれている。 



絵の中のろうそくでさえも窓からの風にたなびいているように見える

位置関係の上に計算されたものだとか。 



作者は明るく描きすぎてしまったときはワニスという塗料で敢えて暗くする。 


それを修復の段階でその作者の想定まで読み取れずワニスを落としてしまうことも。 



美術館のスタッフがそれを読みとく難しさって大変なことだろうとおもいました。


美術館で展示されている作品をそんな視点で捉えることってなかなかないと思います。



確かに襖絵とかは、実際に部屋にあるとどんな感じかな…って考えますけど。


本来の場所と絵が有機的に結び付いて作者の意図がようやくわかる。


言われてみれば当たり前のような、でも全く気づかないことだなと、はっとさせられました。


作者の設えというか、文脈を読み取る学芸員。

すっごく格好いいなって思いました。



ふつうの来場者じゃ知り得ない美術館の世界、 

「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」でのぞいてみてはいかがですか?

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ネットショップ手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」を運営。 しまりす屋が趣味の美術館のブログを書いています。大きな美術館から地域の資料館まで足を運んでいます。展示を見て学んだ芸術家などなどブログで紹介していきます。 しまりす屋HPはこちら。http://shimarisuya.thebase.in/

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