2016年12月8日木曜日




私の愛する長野県上田市から高速で東京方面に高速を走ること1時間10分


日本史の教科書に絶対載っている富岡製糸場に行くことができます。


富岡市の美術館、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館にも行ってきました!





世界遺産に登録され、行きたいなーと思いつつ人混みが苦手なので、

やや敬遠していたのですが、土曜でもスムーズに行ってこれました。



おじさんにいざなわれまあまあな料金の有料駐車場に車を停めて、

観光!っていう雰囲気の街並みを歩きます。


オシャレな感じのカフェやお土産屋さんがいっぱいあります。


野菜も安いので、思わず買ってしまいました。




富岡製糸場は入場に1000円かかります。

それから、三十分ごとに出発する200円のガイドツアーに参加してきました。



繭蔵の赤れんが
富岡製糸場といえばこのイメージ


ガイドツアーなどの観光に対する設備がしっかりしていてすごいなーと感心してしまいました。


写真の赤れんがのイメージが強いと思いますが、ここは繭蔵です。

こういった巨大な繭蔵が敷地に二か所。


作業をする工場と、工場長などの社宅、女工さんたちの生活スペース、診療所

お雇い外国人の邸宅などなどなど。


当時の設備すごいなー!と、驚きます。


繭蔵などの建物の建設は急ピッチで仕上げられ、

明治維新の日本の命運をかけた事業であったことがわかるようです。


柱がなく体育館のような構造だとか
工場は機会を入れるため柱がなく体育館のような構造だとか



ガイドはお雇い外国人や設備についてわかりやすく教えてもらうことができます。


個人的に富岡製糸場が地域産業や副産物の生産みたいな形で

地域に影響を与えたのではないのか?

(富岡という土地で絹織物などの副産物の生産は有名じゃないのはどうして?)

と、質問したところ。


富岡製糸場はモデル工場であったため、生産量が著しかったわけではなく、

絹は横浜のほうに直接海外取引向けに送られていったとのこと。



富岡製糸場はモデルとして優秀な役割を担った場所で、

そこで学んだ人々が各地に技術を持ち帰り、組合を作って生産を行うことで

各地で製糸の生産が拡がったということのようです。


勉強になりました。




富岡製糸場に「富岡製糸場のチケットで富岡市立美術館の企画展を無料でみれる~」

みたいな看板を見つけ、

まじか!?となった私と母はもう富岡市立美術館にいくしかありませんでした。


入口あたり
独特で素晴らしい建物でした



このときは平山郁夫「悠久の絹の道(シルクロード)」展をやっていました。


12月11日(日)までです。


この短期間で平山郁夫氏の展示を二階も見るとは。


山梨県の平山郁夫シルクロード美術館協力の展示だったので、

見たことのある作品もありましたが、想像以上に作品数もあって見ごたえのある内容でした。



この展示が、無料で見られるなんて!

富岡市、もっともっとアピールしたほうがいいですよ!

すごいことですよ!


ぜひぜひ、富岡製糸場と美術館、セットで行ってください。


企画展のポスター
平山郁夫「悠久の絹の道(シルクロード)」展



うっかりタイトルを忘れてしまったのですが、


ラクダに乗る数人の旅人が荒涼とした灰色の岩肌を進む後姿を描いた作品、

右からと左からとみると印象が違うとキャプションがついていたので

試しにみてみると、すごい!



画面に描かれた斜面の角度が変わって印象ががらりと変わります。

面白いです。




奈良県薬師寺の玄奘三蔵院伽藍に平山郁夫の大作『大唐西域壁画』があることを

初めて知りました。



今回その習作と模型を展示していましたが、

もう、絶対薬師寺に行こうと思いました。



以前、東山魁夷の唐招提寺障壁画を見に行って本当に感動したので、

これは行くしかないです。



また、死ぬ前に見ておかなければならないものが増えてしまいました。




この日はこんにゃくパークでちょっと珍しいものとかお土産を少し買って帰りました。

こんにゃくパークはCMで見て知ってましたが、観光地としてすごくちゃんとしてますね。


こんにゃくのメニューを無料でバイキングで食べられる試食コーナーが人気です。

行列ができていたので、うわーといいつつバイキングは行きませんでしたが、

工場見学とか、体験コーナーとか、お子さん連れは絶対に喜ばれる場所だなーと

思いました。



富岡観光、行ってみたいスポットが車ですぐ回れたので、よかったです。











前回、金沢の鈴木大拙館について書きましたが、その続きです。


この金沢市立中村記念美術館、こちらも共通観覧券で入館することができます。


中村記念美術館の和風な外観
このやたらとカットインしてくるおじさんは父



このときは開館50周年記念特別展Ⅲ 「書跡と文房具」展をしていました。


茶道具の展示が多いようで、この時は常設コーナーに楽吉左エ門をはじめとした

名品が展示されていました。(かなり前なので、うろ覚え)


書は全く分からないのですが、

硯箱や短冊箱などのきらびやかな蒔絵の展示もありました。


高貴なお方が使っていたのでしょうが、

私はそんなぴかぴかな蒔絵に触りたくないなと思ってしまったので、

前世は庶民に違いありません。




書にまつわる日本人の感性がわかりやすい展示でした。



一階には一部展示スペースがあり、二階は全体が展示スペースになっています。




金沢市立中村記念美術館の見どころは展示だけでなく、

美しい庭を見ながら呈茶をいただける呈茶室があります。


抹茶をいただきながら庭をみることができます
金沢市立中村記念美術館の庭園



金沢は山もあるところがいいですよね。


大学生の時茨城にいたのですが、あまりの平らさに驚いた覚えがあります。



長野県民としては、常に視界に山を入れていたいというわがままがあるので、

呈茶室から見える庭と山の眺めが落ち着きました。



このお茶は自分で好きなお茶碗を選び、そのお茶碗でいただくことができます。







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2016年11月17日木曜日






で書いた鈴木大拙館について今回ご紹介します。



建築がかっこいいです。

スタイリッシュだけれど趣があります。


かっこいい建築
鈴木大拙館入口


鈴木大拙という人物についてなのですが、金沢出身の仏教哲学者です。



今回、金沢を訪れたときに行っていた展示は開館5周年記念特別展

「無心 Mu-Shin」展です。


このポスターがかっこよかったのですが、うっかり写真に取り忘れてしまいました。


鈴木大拙が大切にしていたテーマ「無心」。


大拙さんの思想を紹介しながら、「無心」の世界を取り戻す手がかりを提案する展示だそうです。



現在は別の展示

石川県西田幾多郎記念哲学館交流協定5周年記念特別展「思索と体験」を開催中です。



ちょっとQRコードっぽい
鈴木大拙館のマーク

おそらく、私は考えることがそこまで得意ではない人間です。

大学生の時に哲学とか思想系の授業が苦手だったなと思い出しました。



今までいろいろなミュージアムの形態には訪れてきましたが

美術館や博物館でもない、哲学者の記念館って、今回初めてだなと思いました。



思想や哲学に詳しい人も、ふらっと訪れた人も

まずは、きれいな建物だなーというところから入り、

展示を見ながらなんとなく感じて、それからリーフレットの解説を手に取って

さらになんとなく感じてみればいいのではないでしょうか?



建物が本当に面白い作りになっています。


「思想空間」「学習空間」「回廊」などと名前がついています。




奥の白い建物が思想空間
奥の白い建物が思想空間


写真は「水鏡の庭」です。

ときどき、池(と、表現していいのか)の中心がぽちゃんとはねる仕組みになっています。



「え?魚でもいるのかな?」

と、アホ面で眺めていた私たち3人家族に

学芸員さんが

「五分に一回自動で波紋を作り出す装置が作動します」


と、教えてくれました。



波紋を楽しみ感じる場なので、知的な表情で向き合ってきてください。



木のぬくもりを感じる空間である「思想空間」からも「水鏡の庭」を眺めることができます。



ここのスペースツアーやナイトミュージアムの企画がとても気になります。

アートツアーやガイドツアーという言葉はよく使われますが、

スペースツアー。いいですね。


ナイトミュージアムもとても趣がありそうです。


もし、また行く機会があったらHPでチェックしたいなと思いました。






鈴木大拙館の外をぐるっと回って庭に出ることができます。


この、外の庭も楽しまないともったいないです。



写真に散策路→の表示がありますが、

想像以上に奥行きがあって驚きますよ。



奥のほうに、別の庭園が広がっています。






さらに別の道を進んでいくと、もう一つ行ってきた美術館

金沢市立中村記念美術館」に行くことができます。





こんな感じの散策路を2、3分歩くとすぐ着きます。


また次のページでご紹介します。





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2016年11月16日水曜日




金沢といえば。

兼六園に金沢城、夜はひがし茶屋街あたりで風情あるお夕食。

美術館といえば、金沢21世紀美術館。


という観光スポットが鉄板なのではないでしょうか?


金沢の観光スポットといえばですね
兼六園



3人家族の我が家は、上田、伊那方面、ベトナムと各々の場所に住んでいるため、

久々の一家集合の上、家族旅行に金沢に行ってきました。



こりゃもう、有名な21世紀美術館に行ってみるしかないと思っていました。


円形のガラス張りの建物
21世紀美術館



美しい芝の中央の丸い建物が21世紀美術館でした。


公園併設といった施設で、公園のモニュメントで遊ぶ人や、

コーヒーやアイスの移動販売が並んでいたりと、

設備だけでなく、金沢の人々が集まる活気を感じるスポットです。


21世紀美術館の作品
有名なプールの作品です



敷地内に茶室があり、ちょうど茶会が開かれていました。

茶会にすごく行きたかったのですが、両親にやんわり却下されたので、行きませんでした。



地方都市でこれだけ人々の憩いの場や文化の発信地のセンターとして

活躍している施設、なかなかないですよね。


金沢という北陸有数の観光地、というブランド感とうまくマッチして

大成功した形なんだろうと、感じました。



土日にぶつからないようにしたほうがいいかも
入場券の購入でこの混み具合




入口で、観光名所の受付の並び具合にテンションが下がってしまいました。



混雑大嫌い派の私と母の意見で近隣のアートスポット

「鈴木大拙館」に行くことに。


なぜ、そこに行くことになったかというと、

前日、計町(かずえちょう)のそれはそれは素敵で最高においしかった和食屋さん

(嗜季 (しき)というお店でした)

の店員さんが、「鈴木大拙館の建物が素敵ですよ」と、教えてくれていたので、

早速行ってみることに。


21世紀美術館から徒歩で行くことができます。


鈴木大拙館だけでなく、この周辺の素晴らしいところが、

徒歩で回ることのできる範囲にアートスポットが点在しています。


共通観覧券をどこかの入館の際に購入するとそのほとんどのアートスポットに

利用することができます。


21世紀美術館には使うことができないです。


1DAYパスポートは510円

3日間パスポートは820円です。


この時に行った鈴木大拙館と金沢市立中村記念美術館はどちらも

入館料が300円だったので、すでにもとが取れてしまいました。



ぜひとも上手に利用したいですよね。


この二か所については別のページにありますので、見てみてください。


鈴木大拙館に行ってきました

金沢市立中村記念美術館に行ってきました

(リンク準備中ですすみません)



もう一か所ご紹介しておきたいのはこの日、さらに行ってきたのが

武家屋敷跡の野村家です。


野村家縁側



金沢の観光名所!って感じのところなので、

旅行に行った方は行ってきたよーってひとも多いと思いますが、


お庭ものすごく素敵ですよね。


濡れ縁と言われる池がものすごく縁側に迫ってきてる設計です。
(かっこ悪い説明ですみません)


立派な鯉が泳いでました
本当に美しい日本庭園



抹茶をいただける茶室もあります。


ほっと息をつくことができてなおかつ歴史に触れることのできる建物だと思います。


ただ、私はある場所を思い出していたのですが、

東京都の谷中の「朝倉彫塑館」を思い出していました。



古い建物大好きな方で、武家屋敷跡の野村家が好きだ―!って方は

朝倉彫塑館いってみてください。


逆も言えるので、朝倉彫塑館が大好きな方はぜひ野村家へ。





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2016年11月15日火曜日




だーいぶ、時間が経ってしまいましたが、

大阪府堺市にある「アルフォンスミュシャ館」に行ってきました。



2013年春に六本木の森美術館で行われた

アルフォンスミュシャ展に行ってきたのですが、

平日に行ったのに身動きが取れないほどの大盛況ぶり。


2017国立新美術館にアルフォンスミュシャの大作

「スラブ叙事詩」が来日するのを心待にしている人も多いのでは?




美術に興味はないけどミュシャは大好き。

という方、多いのではないでしょうか。




2013年の森美術館の混雑のなか、私は思いました。



そんなにみんなミュシャが好きなら、堺に行った方がいいのに....。



そうなのです。

私のような人混み大嫌いでも、素晴らしいミュシャ作品を

ゆっくりと味わうことができる美術館が、

この「アルフォンスミュシャ館」なのです!!!



初めて訪れたのは中学生の時に、あまりにミュシャが見たくて

母と行ってきました。

大阪に行く道のりは大変ですが、堺市駅に到着すると、

中学生の私でも迷わなかったレベルですぐ近くです。





駅前の商業施設とマンションが合体しているようなところにミュシャ館はあります。


今回訪れた日はイオンカードがあると100円引きの日でした。

もともとの入館料が500円なので、安い!



エレベーターで三階に上がり、展示室に到着します。



各エレベーターの空間にジスモンダや羽などの作品が印刷された

ガラスが設置してあり、写真撮影可能なスペースです。


こういう空間ってテンションが上がるし、思い出にもなるので大事ですよね。




友達と行ってきたので、写真撮影を早速楽しみました。



ミュシャのジスモンダから始まるポスターの仕事やコマーシャルの仕事って、

とても有名で誰しもが目にしたことがあると思います。



挿し絵画家だったミュシャは大女優サラベルナールの舞台の

ポスター製作に大抜擢され、一躍売れっ子画家となります。


そんな彼の大衆に指示されるアールヌーボーの黄金期を築いた仕事は

本当に素晴らしいです。





でも、このアルフォンスミュシャ館で見ることができる目玉は、

リトグラフ(版画)ではありません。



テンペラや油絵で描かれた大型の作品です。


一緒に行った友人もそういう作品のイメージが無かったと言っていましたが、


多くの人がそう思うはずです。


まず、見ることができるのが百合の聖母。


この作品も中学生のときネットで画像を見て一目で好きになったのですが、

女の子の清楚な可憐さと、画面いっぱいの静かな雰囲気は実物を見て体感してほしいです。


このときはとなりに「クオ・ヴァディス」という初めて見る作品が並んでいました。


友人とともにミュシャの丁寧な仕事ぶりにうっとりしてしまいました。



そこからとなりの部屋へ行くと、「ウミロフ・ミラー」という大型の作品が展示されています。

この作品は名前の通り、丸い鏡が中央に配置されています。


その縁を囲むようにミュシャの絵が描かれています。

円形を生かして、時間や季節の移ろいを感じさせるような絵です。


この作品、中学生の時から知っていたのですが、

ウミロフとは?と思っていました。

どうやらミュシャの知人のミュージシャンのウミロフさんのために制作したもののようです。


さらに別室にハーモニーという大型の作品があります。


この作品は、祖国のチェコを思って描かれたもので、

ミュシャを語るうえで欠かせない作品です。





こういった作品は、陳腐な感想で申しわけないのですが、ため息が出るような綺麗さです。


あれやこれやと解説するよりも、ぜひ、目で見て美しさを体感してほしいです。

この日、金曜日の夕方に行きましたが、ものすごくすいていました。


他にお客さんは二組くらいでした。



ミュシャが好きなら、ぜひ行ってください。

ミュシャ好きで行っていない方は、もう、私が肩をゆすって

なんで行かないの!?と大声を上げたいくらいです。



私が行ってきたのは、9月で

ミュシャのアトリエ―どんな作品を作っているの?― という企画展を行っていました。


現在はミュシャと新製品の誘いという企画展になっています。


ぜひ、訪れてほしい美術館ではありますが、

展示が変わってお目当ての作品が不在の場合もあるかと思いますので、

HPでチェックをお願いします。



ミュージアムショップも珍しい作品のポストカードがあって思わず買ってしまいました。



4月、8月、9月をチョイス
カレンダーシリーズのポストカード

カレンダーのシリーズのポストカードを買いました。

4月、8月、9月を選んでみました。


こんな素敵なカレンダー初版で手にいれた当時の人たちがうらやましいです。

タイムスリップして家宝にしたいですね。





このときはミュシャだけでなく、大阪を満喫しました。


写真は大阪旅行ダイジェスト版。

大阪名物どてやきの食いかけ

USJでご飯を食べていたら恐竜が入ってきた


川沿いで意識の高い朝ごはんを食べた


個人的にミュシャを越しそうな勢いで欠かせないよしもと新喜劇もNGKで見てきました。

私は内場勝則さんファンですが、辻本茂雄さんの座長の時で最高に面白かったです。



日本中で、新喜劇を放映してほしいと心から願っています。

当時小学生だった私は長野県で吉本新喜劇の放送が終了したその日号泣したのを覚えています。


こういう東日本の民のニーズをどこかで誰か拾ってくれないでしょうか。





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2016年11月3日木曜日


山梨県北杜市の清里にある

「黒井健 絵本ハウス」に行ってきました。




一人で行ったあとに、黒井健絵本ハウスの存在を知って、

うわー、ここも行きたかったーってなっていたスポットです。




少し更新のスパンが空いてしまいました。

いろいろと美術館に実は行っていて、

更新していない課題がたまりすぎている状態になってました。


ぼちぼち書いていきます。

学生の頃も課題がたまりすぎてやる気が起きない現象、

よくあったなぁーと、自分の成長のなさを感じます。


今回は友達と一緒に行ってきました。


こうしてドライブに付き合ってくれる友達は本当にありがたいです。


まずは黒井健絵本ハウスを目指して車を走らせていると、

広大なグリーンと、ちらほらとモフモフが歩いていました。


無数のモフモフ
清里「まきば公園」



これぞ清里、求めていた清里要素を発見してしまったので、

寄り道しました。

さりげなく牛さん
この日は富士山も見ることができました



無料でひつじ(二種類いる)、ポニー、ヤギ、うさぎ(うさぎだけびっくりするほどひっそりとしている)

と触れあえます。


ひつじの毛をこっそり触ったりしてテンション上がりました。

ネットによりかかる羊


この穴から触ってくれ
というメッセージだと受け取った

個人的にはヤギがツボです。

あの、高所ウェルカムな感じと、味のある表情。

この表情でまどろんでいた
最高です。




ひつじと一緒に道の草を食ったあと、

黒井健絵本ハウスに到着しました。


かわいらしい外観です
黒井健絵本ハウス


可愛らしい外観の美術館で、作品はたくさんではありませんが、

絵本の世界に浸ることができます。



黒井健さんの紹介を少し。

とても有名な「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」の絵を描いた人物です。

優しい雰囲気の絵です
手ぶくろを買いに


名作です
ごんぎつね

ごんぎつねも手ぶくろを買いにも思い入れのある作品です。

ごんぎつねは、読むと泣いてしまう危険性があるので

図書コーナーにありましたが、読みませんでした。



あと、ころわんシリーズも制作されています。

ころわんシリーズ


ごんぎつねイメージが強かったのですが、

いろいろな画風を描き分けていて驚きました。 



原画の展示で印象に残っているのは「Hotel」

写真のクオリティが低くてすみません


大人向けのイラストと文でイメージの世界にある最高のホテルを描いたものです。


売店でサイン本が売っていて、友達と思わず興奮して買ってしまいました。


素敵なサインに興奮


小さい頃から父の単身赴任の影響か旅行や外泊は多かった方だと思います。

なんだか、きれいなホテルってとても創造的なモチーフかも知れないですね。 



だいぶ余談ですが、

今日は一人紅葉狩りからの一人カフェランチしながら書いています。

ちなみに今日の紅葉狩り、箕輪町のもみじ湖あたりに行ってきました。





スマホで写真を撮って(デジカメは充電し忘れていた)、

混雑具合が嫌だったのですぐ帰ってきました。


来年は引っ越すのでこの辺りをしっかり見納めておきたいです。



2016年10月18日火曜日


今月の3連休に東京都白金台の畠山記念館


「天下人の愛した茶道具」展に行ってきました。



この日はものすごい大雨で、折り畳み傘ではどうしようもないくらいの

大雨の中、高輪台駅から歩いたのですが、


これはやばいと途中で高級マンションの地下駐車場入り口で雨宿りしつつ

なんとか向かいました。



風格のある門構え
畠山記念館の入口


立派な門構えの向こうに、立派な日本庭園が待っていました。


茶室がいくつかあるのをみつつ、庭を進んでいくと記念館にたどり着きます。


写真が下手すぎる
この写真では畠山記念館の庭園の良さが伝わらない



入口にはお客様用のタオルが用意されており、心遣いに感動しました。

なんとも、茶人的なおもてなしの心です。



高校大学と茶道をやっていて、大学生の時に畠山記念館に行ってみたいと

何度も思ったのですが、ようやく行くことができました。




今回は天下人の愛した茶道具展でした。


はっきりって、戦国時代とか戦ってばっかりの時代に全然興味がなくて

中学生の日本史の知識くらいしかありません。

(文明が繁栄している時代にしか興味がなかった)



最近は上田市民熱狂の真田丸を見ているのでようやく、

どんな人たちが活躍したのかがわかってきました。



入口のポスター



彼氏が戦国時代についてやたら詳しいので、いろいろ教えてもらいながら見てきました。


その時は、へえー、思いながら見ていたのですが、

専門分野でないと時間が経って忘れてしまうものなんですね。


ものすごい来歴の茶入れや茶わんなどが並んでいて、

箱書きや品々の経緯を見るのが面白かったです。



茶入れなどは、一国一城に匹敵する価値として大切にされていたとか。



秀吉が大切にしていたシリーズ(怒られるレベルで適当ですすみません)の

本阿弥光悦の兎の軸がとても素敵でした。



畠山記念館は二階がメインの展示空間になっていて、

ものすごく静かで落ち着いた空間なのですが、

展示用のお茶室も設置されており、中に入って花入れなどを見ることができます。


受付で入館料以外に合わせて、お茶券を購入しておくと、

二階展示スペースの呈茶をいただくことができます。




とても見ごたえがあったのですが、専門分野でなさ過ぎて、

メモでも取っておけばよかった・・・・。



とにかく素敵な記念館で展示スペースであることが伝わればいいのですが、

雨でも絵になる素敵な庭園が二階の空間から見ることができました。



「天下人の愛した茶道具」は12月11日まで。


ぜひ、足を運んでみてください。





10月23日に参加するマルシェの情報はこちらから


2016年10月5日水曜日


ついに・・・・!

しまりす屋がクラフトフェアに出展します。



今回、2016年10月23日(sun)に
軽井沢のハロウィンパーティーinマルシェ・2016に出展決定しました。


旧軽井沢クラフトフェアにしまりす屋のアクセサリーを数点販売予定です。



しまりす屋の制作依頼なども大大大歓迎です。



実は今回販売のメインはしまりす屋を運営しているメンバーである

ふくしまおのブランドXokkaTシャツの販売です。

Xokka(ホッカ)とは

動物×ほっかむり
の少しロシアの香りのするデザインブランドです。



XokkaTシャツとXokkaトートバッグを販売予定です。



こんな雰囲気のTシャツです!

ぜひぜひお手に取っていただきたいです。



皆さまにお会いするのを楽しみしております!



以下詳細です。



〇日時
2016年10月23日(日)11時~17時
〇場所
旧軽井沢チャーチストリート
〒389-0103 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢601−1
軽井沢とっても寒いです。


お越しの際は暖かい服で来てくださいね。




2016年9月24日土曜日



山梨県北杜市の美術館、


薮内正幸美術館平山郁夫シルクロード美術館に行ってきたときの

おひるごはんのことも一緒にご紹介したいと思います。




この日は中央道で飛び石が愛車にあたって、

フロントガラスに40センチほどのひびが入り、

このままでは愛車がオープンカーになってしまうとビビりながら

北杜市長坂のカフェ、光環(コロナ)にきました。





駐車場は二台ほどのスペースがありました。

かわいらしい雰囲気のお店です。





メニューが豊富で、私はメニュー決めるのが早いほうですが、少し悩みました。




私が選んだのは、タコライス(確か1080円)。


野菜たっぷりでタコミートの味もおいしかった。

別添えでピリ辛のソースも結局全部かけましたがいい感じでした。



こういうごはんスポットのレポートあんまり得意じゃないですが、

いいお店でしたよ~。











しまりす屋はこちらから。


2016年9月18日日曜日



山梨県の北杜市で以前から存在は知っていて、

とても気になっていた美術館「平山郁夫シルクロード美術館」に行ってきました。




薮内正幸美術館に行ったあと、

そうだ!平山郁夫も見に行くしかない!と、思って行ってきました。



最近、静岡県の伊豆半島に二か月に一回ペースくらい言っているのですが、

この日は朝早くに下田市を出発し、伊豆半島を抜け、御殿場を通って

しばらくして中央道をひたすら走ることが増えました。



ユーミンの中央フリーウェイって、曲が好きなんですが、

♫中央フリーウェイ、山に向かっていけば


と、歌っていますが、山梨長野方面を山ってざっくりまとめられたなって思ってます。



きっと、ちょうどこの曲のドライブで目指していた先は清里あたりなのではないか
(清里ブーム的な)

とぼんやり考えながら走っていたのですが、


今回は清里には行ってきませんでした。




オチのない話をしてすみません。





さて、平山郁夫シルクロード美術館ですが、

道を進んでいくと、通りの名前が「平山郁夫ロード」なことにびっくり。



観光のバスなどもやってきていて、観光スポット!といった雰囲気です。


平山郁夫シルクロード美術館外観
平山郁夫シルクロード美術館の入口

入ってすぐ仏像などシルクロード文化の美術品を展示していました。



平山氏は文化財保護などにも大きく貢献した人物です。


そういった文化財保護の重要性のパネルを読みながら、

映画で「ミケランジェロプロジェクト」を見た後に書いたことをちょっと思い出していました。




この展示室で見ることができたのですが、

菩薩交脚像

このチケットの菩薩像、イケメン過ぎませんか?

ちょっと驚きました。



さて、進んでいくと今回の展示は

「平山郁夫道遥か展」をしていたのですが、

平山郁夫のシルクロードの絵を描くようになるまでの半生を手記と作品を交えて

展示した内容になっています。





平山郁夫のシルクロードや自然を描いた作品を見たことがあったし、

知っていたつもりでしたが、どのようにして絵を描くようになったか

この展示で知ることができてよかったです。


ご自身の言葉で語られているのですごく面白かったです。


全然知らなかったのですが、広島出身で、

被爆体験をされた方であることを知りませんでした。


30代の結婚して精力的に制作を行いたいときに被爆の後遺症が現れたということも語られていました。


そのなかで、これで最後になるかもしれないという覚悟を持ちながらシルクロードの

取材を行うようになったということに驚きました。



それ以降毎年のようにシルクロードの道のりを訪れては取材を重ねたのは、

こんな言葉でしか言えないですが、すごい人だなと本当に思いました。


部屋全体に飾られたシルクロード作品
大シルクロードシリーズ

二階の展示室は大きな空間に大型のシルクロードの作品を惜しみなく展示しています。


平山氏の言葉の中に

オランジュリー美術館のモネの連作にヒントを得たとあったのですが、


物語を感じさせる展示空間でした。



ちょうど、展示室を独占しながらゆっくり見ることができてラッキーでした。


ゆっくり過ごすこともできて、たっぷりと展示スペースのある美術館です。








しまりす屋はこちらから。


2016年9月15日木曜日



かなり前になってしまいますが、

諏訪市の原田泰治美術館に行ったあとに伊東近代美術館にも行ってきました。



近代の日本画が好きなのでまさに!

と思って行くことに。



諏訪市は諏訪湖畔にたくさん有名な美術館があるので

それも魅力ですが、この伊東近代美術館は下諏訪駅近くにあります。

美術館入口

入館料は800円。


驚いたのが、蔵めぐりをしている人は割引で500円だそうです。

(五月ごろの情報なので、調べてから行ってくださいね!)


すごいですね。


下諏訪駅周辺は酒蔵が多く、以前真澄の酒蔵に試飲に行ったことがあります。


日本酒好きは見逃せないスポットです。

私は日本酒はさほど飲めません。



この伊東近代美術館は伊東酒造の所蔵の品を展示しています。



この日は友達と私の女子二人で行ってきました。


それがどうやら珍しかったようで、

まさかの美術館のおじさんがマンツーマンでつきっきりの解説をしてくれました。



こんな展開は登内時計記念館以来だったので笑ってしまいました。

とてもありがたいことです。


美術館の歴史から裏話までたくさん教えていただけました。



まず、この伊東近代美術館、大正時代からの建物を美術館にしています。

落ち着く素敵な建物です。


伊東深水をはじめとして近代日本画を鑑賞することができます。


展示数は多いとは言えませんが、入ったときの印象よりも奥に蔵もあるので、

奥行きがあってびっくりします。



貴重な本も手にとることができます。



入口の銅像にちょっと驚きますが、
近代日本画の美術館なので安心してください

美術館ですが、貴重なものを見ることができる個人所蔵の資料館。

併設の展示スペース。落ち着く空間と、手厚い解説!!

というイメージで訪れてください。


しまりす屋はこちらから。

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