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2015年6月11日木曜日




六月の奈良。


唐招提寺の御影堂特別公開に行ってまいりました!



先日予告していたとおり、いってきましたよー!



お目当ては東山魁夷の大作「唐招提寺障壁画」です。




以前、書いた記事と内容が重なってしまいますので、

作品紹介はこちらをご覧ください。




東山魁夷ファンの方々に声を大にして言いたいです。


「すっごくよかったですよ!!!」


これは、この時期、奈良まで足を運んででも見るべき作品です。






雨の唐招提寺
雨の唐招提寺




六月。やはり雨でした。



雨の中、西ノ宮駅からてくてく歩いて10分くらいのところに

唐招提寺があります。



混んでいる中で見たくないなと思い、金土日と公開なのですが、

有給をもらって金曜に行ってきました。



御影堂にたどり着くと、やはり結構混んでいました。


修学旅行生もわんさかいました。




土日だとゆっくり見れないかもです。



初めに鑑真さんの鑑真和上坐像(国宝)が奉安されている


中央部分のお堂に入ります。




そこで見ることができるのが「濤声(とうせい)」です。


大勢の方がお参りしている中でも、すごく静かな気持ちになれる作品だと思いました。






そこから隣の床のある部屋の「山雲(さんうん)」を見学しました。


部屋の前に座って、じっくり中を見ると、もうほんと素敵でした。




私はこの「山雲」が一番好きです。


すっごくきれいな青と緑で、静かな空気を作り出していると思います。



この唐招提寺特別公開、雨でしたが、


むしろそれが湿った空気と、雨のひんやりした気温で

東山魁夷の作品の世界の静かな自然の中にいるかのような気持ちになれました。




「揚州薫風(ようしゅうくんぷう)」

「黄山暁雲(こうざんぎょううん)」

「桂林月宵(けいりんげっしょう)」


これらは墨で描かれた中国をイメージした作品です。


こちらも、すっごい良かったです。



私は「黄山暁雲(こうざんぎょううん)」が好きです。






唐招提寺に行ってきた記念に、小画集を買いました。





700円くらいですが、見開きのページもあって、

再び障壁画の世界に浸れます。






東山魁夷が好きな方。

絶対に行ったほうがいいです。



来年の6月、訪れてみてはいかがでしょうか。







あと、奈良公園に行って鹿と戯れてきました。


鹿ちゃんかわいいです。




しばらく一緒に歩いてくれた鹿ちゃんもいました。








2015年5月10日日曜日



東京国立博物館「鳥獣戯画―京都高山寺の至宝―」に行ってきました!


鳥獣戯画展にいってきますと、

以前宣言していた通り行って参りましたー!!



第一の感想は

激混み!!!!!!

「鳥獣戯画―京都高山寺の至宝―」に並ぶ列
「鳥獣戯画―京都高山寺の至宝―」に並ぶ列



口コミで激混み具合は知っていたのですが、

ばっちり長蛇の列に並んで参りましたー。



今までで体験した中で一番混んでいた六本木のミュシャ展ですが、

とはいえその時は平日だったので、いま思うと序の口だったのかも。



今回は、先輩と一緒にいってきたのですが、

激混み具合を知り、先輩と開場ちょい前に到着する作戦をたて、

日曜のディズニーランドに行く心持ちでいざ出発。



ですが、到着したらもうこの長蛇の列。


看板によると90分待ち。


いい天気の中、お外に並びます。


実際は一時間強でしたが、いきなり体力を持ってかれます。


でも日傘や給水所が用意されていて、素晴らしい心遣いだなーと感動。




列の最後尾に用意されていた展示内容に関連したクロスワードを解きながら待ちます。


「明□上□像…明恵上人像??あきえって誰?」

とか、言っていたら、

鳥獣戯画の残されている高山寺について語る上で

欠かせない人物なのですね。失礼しました!^_^;

※正しくはみょうえしょうにんでございます。





さて。中に入り、

一番メインの展示、甲巻を見ることに。



鳥獣戯画は甲乙丙丁の4巻構成になっています。


甲巻は擬人化された動物。

乙巻は実在・空想上を合わせた動物図譜。

丙巻は前半が人間風俗画、後半が動物戯画。

丁巻は勝負事を中心にした人物画。


甲乙、丙丁で成立の時代は異なります。



鳥獣戯画の魅力はやはり甲巻。

動物のユーモラスな擬人の作品を皆さんやっぱり見たいんでしょうね!

70分待ちです!!!

ほんとにディズニーランド状態です。




今回は待ち時間に解説を聞こうと音声ガイドを借りてみました。

俳優の佐々木蔵之介さんがナビゲーターです。


予習しながら甲巻に近づくのを待ちます。




今回鳥獣戯画は修理を受けています。

丙巻は前半が人物画、後半が動物画という組み合わせなのか疑問が持たれていました。


しかし今回の修理でもとは表裏の両面に描かれていたものを

相剥(あいへぎ)という高度な技術で一枚の紙を二枚に引き剥がし、

つないで一巻に仕立てたものだという新知見が得られたそうです。



作者についても、なぜ高山寺にあるのかも謎が多い鳥獣戯画図。

そのミステリアスさも多くの人を惹き付ける魅力でしょうか?



勉強しているうちに、いよいよ甲巻とご対面。


ケースの中の絵巻物を立ち止まって見ることはできません


前の人に続いて鑑賞するので落ち着かないですが、

やっぱりすごく印象に残ります。


鳥獣戯画の甲巻水浴びの部分
鳥獣戯画の甲巻水浴びの部分



展示前期では水浴びする兎と蛙が公開されています。

なんともいえない、ゆるタッチの動物たちが生き生きと描かれています。


火曜からは展示後期に入るので、

この水浴びよりも後半部分が展示される予定です。



そのあと、丙巻の順番待ちも並ぶか悩んだのですが

足の疲れと、もう長野に帰らなくてはいけない時間もあったのとで諦めました。

残念。



他にも高山寺にまつわる展示をみてきました。



かわいいなと思ったのが、子犬の像。

ころころしていて友達の飼っているわんちゃんを思わず連想。


明恵上人の逸話のある「子犬」
明恵上人の逸話のある「子犬」



これは、明恵上人がまだ若いとき。

子犬をまたごうとした際に、

もしかしたらこの子犬は幼くして亡くした両親の生まれ変わりかもしれない

と思い直し、またぐのをやめ、礼をしたという逸話に基づいた像だとか。

(いまいちぴんと来ませんでしたが)

かわいいだけじゃなく明恵上人の教えも込められているのですね!




見ていたらすごく高山寺、いってみたくなりましたー。

いつか必ず行きたいです。



展示を見終えたら、ミュージアムショップに。


その前に撮影コーナーを見つけたので、記念撮影。 

鳥獣戯画ポスターの前で記念撮影
鳥獣戯画ポスターの前で記念撮影




ミュージアムショップは、グッズ化しやすそうな作品だけに

すごく充実していました。



買ってしまいました!

鳥獣戯画Tシャツ。


買ってしまった鳥獣戯画Tシャツ
買ってしまった鳥獣戯画Tシャツ



この黒バージョンと黒字に兎がでっかくプリントしあるやつで

すっごい悩んだ末に、これを買ってみました。


デザインの種類もバリエーションがあっていいですね。


お会計のときにスタッフさんが着ている兎がどーんバージョンが

なんかステキで、そっちにしとけばよかったかなーと、ちょっとゆらぎましたが、

いいんです! 私はこのややアメコミ風白バージョンでいきますよ!





平成館を出ると入場のための行列が若干空いていました!


中に入ってからの順番待ちの時間は保証できませんが、

みんな朝イチで入りたい気持ちはおんなじで、

むしろ1時くらいのほうが入場はしやすいのかも…??



最後に、池に設置してある鳥獣戯画の遊び心溢れるパネルと記念撮影。


鳥獣戯画の兎を突き落としてみました
鳥獣戯画の兎を突き落としてみました


背中から飛び込むウサギを突き落としている風にしてみました。

調子に乗っております。

でもこの兎、すごい勇気ですよね。

きっとバンジージャンプも背中から飛び降りられるタイプですね。



とにかく満喫してきましたー!


残りの鳥獣戯画展、UV対策を完璧にして、

クロスワードに書き込むための筆記用具を持ってきてくださいね。


会期は 6月7日(日) まで!





おまけ。

上野公園で売っていた、作家さん手作りのシロクマてぬぐい。

かわいい!

上野公園KOMOGOMO展
上野公園KOMOGOMO展で買った手ぬぐい


昔から、気に入ったてぬぐいがあると、ついつい買っちゃうんですよね~!


KOMOGOMO展というイベントで作家さんが直接作品を販売していました。

オリジナルのグッズで1000円って安いですよね。


かわいいですー。


しまりす屋はこちらから



2013年5月16日木曜日

最近は少し暑い日が続いていますね。

私が根津美術館に行ってきた5月12日、日曜日もなかなか暑かったです。
趣味の着物を来ていったのですが、ちょっと後悔でした(^_^;)


今回の展示は琳派です。

根津美術館「国宝 燕子花図屏風 〈琳派〉の共演」
会期は2013年4月20日(土)~5月19日(日)
あと一週間を切りました。

お急ぎください。


仁清と乾山という展示も同時開催です。


根津美術館「国宝 燕子花図屏風 〈琳派〉の共演」ポストカード
根津美術館「国宝 燕子花図屏風 〈琳派〉の共演」ポストカード

真ん中のポストカードが尾形光琳筆の「燕子花図屏風」です。

有名な国宝を間近で見れて幸せでした。


大学で聴講した日本美術史の先生が

「琳派は市民に認められて、育てられた画風
 だから、日本人の感性に響く。」

「血縁で継承するのではなく、
 画風で継承されているのが琳派。」

と、いったことを話していました。

市井に支えられて、市井にウケる画風を確立していった人々が琳派ということです。


この燕子花図屏風をはじめとする燕子花を題材とした作品。
この作品を見て、江戸の人々が誰しも当たり前に
伊勢物語をモチーフとしていることがわかるということは
現代の感覚からすると、ちょっと驚きな気がしてしまいます。

それだけ、伊勢物語が文化に浸透していたことがわかります。


中学校や高校の古典を勉強する意義って、
勉強していた当時には、よくわからなかったなあ、と思います。

今、考えてみると、もし、古典がなくなって、
伊勢物語を知っている日本人がいなくなったとしたら、
江戸の人が伊勢物語を当たり前のように知っていたことも、
この燕子花図屏風の良さも、琳派のスピリットのようなものも
失われてしまうのではないかな。

と、思います。


燕子花図屏風は燕子花の並ぶ美しさを楽しむだけではなくて、
文化的にひっくるめて価値ある作品なのだと思います。



燕子花図屏風以外に買ったポストカードは
鈴木其一筆「夏秋渓流図」です。

迫力があって、水の流れの表現がとても好きで見入ってしまいました。



ほかにも鶴沢探鯨の 「秋草図屏風」が展示を見てお気に入りだったのですが、
ポストカードがなく、残念でした。

「秋草図屏風」は豪華な美しさではなく、なんとも言えない控えめな味わいに
とても惹かれてしまうような作品でした。




今回、根津美術館をはじめて訪れて、ステキ!と思ったのが、
ホールのようになっている空間がガラス張りで、とても気持ちいい!!

そして座る場所が多いので、作品を眺めながらまったりできます。
お庭を見てまったりするスペースもたっぷりです。


茶道具の展示も充実していたのですが、展示ケースの中に、畳が置かれていて、
その上に置きあわせて展示されているところにこだわりを感じました。



ミュージアムショップも充実していて、楽しめました。

茶道が大好きな人に
3分の1スケールくらいの茶筅を買っていったところ、とても喜ばれました。



根津美術館のかきつばた
根津美術館のかきつばた

庭園に出てみると、かきつばたがとても綺麗でした!!

見頃は過ぎてしまったものの、こんなにたくさん かきつばたが咲いているのを
はじめて見たので、感動してしまいました。



●○こんな方におすすめ○●

・のんびり座って作品を楽しみたい方。

・美術館にあまり興味がなくても、庭園や建物の空間を楽しむことができると思います。

・琳派が好きな人。






しまりす屋もぜひご覧ください!!
手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」







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ネットショップ手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」を運営。 しまりす屋が趣味の美術館のブログを書いています。大きな美術館から地域の資料館まで足を運んでいます。展示を見て学んだ芸術家などなどブログで紹介していきます。 しまりす屋HPはこちら。http://shimarisuya.thebase.in/

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