2015年8月30日日曜日
郵政博物館 「ねこのダヤンとエルタシル郵便局」展を見に
ソラマチへ行ってきました!!
郵政博物館では夏休み企画として絵本やグッズで有名な
猫のダヤンの企画展を行っています。
期間は8/31までで明日まででちょっとギリギリでしたが行ってきました。
雨女の私がスカイツリーに登りたくてもこの有り様。
雲に隠れて一番上までみえませんでした |
また次回に期待です。
雨でしたが、ソラマチ9Fにある郵政博物館だったら雨も関係なくゆっくりできましたよ!
郵政博物館、本当にゆっくりできます。
土曜日のソラマチはどこも混雑でお買い物にも駅でも人がいっぱいなのですが、
9Fまで辿りたく人が少ないのか、落ち着いた空間でした。
受付で驚くのが、企画展も込みで大人300円の入場料の安さ!!
感動です。
しかも半券を見せれば1日何度でも入場していいそうです。
入り口でポストカードを受け取り、クイズラリーに参加することに。
割と難易度高いです。
正解すると限定スタンプを押してもらえます |
前島密さんから始まる歴史に関するクイズと平行して、
モールス信号を読解しながら文章を完成させます。
モールス信号、難しいですね。
ここで身に付けた知識、いつ役に立つのでしょうか?
笑でも濁音や半濁音も現すモールス信号があるとはじめて知りました。
博物館の常設展は体験型のものが多く、子供も大人も楽しめると思います。
バイクにまたがって郵便配達するゲームがあって、
参加してる姿はシュールでしたが、面白かったです。
友人はランキング1位を記録してました。
友達とずーっとかじりついて眺めていたのが
世界の切手がいくらでも閲覧できるコーナー。
収蔵している数が膨大で、世界各国
(国じゃなくても切手を発行している地域ならばどこでも)
年代ごと棚から引き出して眺めることができます。
かわいい切手や思わずツッコミたくなる切手を探しては
飽きるまで眺めていたので、時間の過ぎるのが早かったです。
国ごとの文化や趣向も見えてきて、すごく面白いです。
日本初の切手は竜の模様の竜切手。
世界初の切手はイギリスのブラックペニー。
これ、テストに出ますよ。(クイズラリーの)
常設展の抜けると奥に企画展コーナーがあります。
最初に池田あきこさんの原画がずらっと迎えてくれます。
ダヤンシリーズは小学生の時からとっても好きで、
絵本を読んだりダヤンのペンケースを使ったりしてました。
池田あきこさんの世界観はとっても奥行きがあって、
ダヤン自体もそうですが、ただかわいいだけじゃない
奥行きのある魅力があるんですよね。
世界観も作品のタッチも一言じゃ言い表せない良さが、
多くの人を魅了する秘訣なのではないでしょうか。
原画が展示されていたのは昔読んだ「イワンの誕生日」。
懐かしい‼
ダヤンのお友だちで木こりのワニのイワン。
アルス(地球)の動物園で生まれて、エルタシル郵便局長の
シュービルさんに運ばれてわちふぃーるどにやってきたという物語。
すっかりストーリーを忘れていたのですが、
絵本の絵の中に登場するお母さんからの手紙、
ちゃんとロシア語だ!!!
イワンって名前、ちゃんとロシア語表記でИВАНってなってました。
池田あきこさん、すごい。
世界を旅してきた池田あきこさんさすがです。
池田あきこさんの絵で好きなのが、走り書きや落書きの字や絵も
すごく素敵なところです。
ささっと鉛筆で描かれたダヤンすごく味があって好きです。
原画だけだとおもっていたら、広い空間に撮影コーナーが。
撮影コーナーで記念に一枚 |
エルタシル郵便局も出現していました。....かわいいい!
エルタシル郵便局の外観 |
中ではダヤンが仕分け作業中 |
よくみるとダヤンの絵が!かわいい!! |
ダヤンが好きな人なら絶対テンションが上がるはずです。
とにかく素敵でした。
企画展に大満足した後、ポストカードを買ってさっそく出すことに!
期間限定でダヤンの消印の手紙が博物館内の郵便局で送ることができます。
私はお世話になっている先輩にハガキを出しました。
モールス信号読み解いて、展示見て、ハガキかいて、
だいぶ博物館にいました。
二時間くらいでしょうか。
本当ならもっと居られそうです。
物販もじーっくりみてきました。
ここでしか買えないダヤングッズがあるのではと思って
楽しみにしていたのですが、
ダヤンのグッズショップに売っているものがメインで
ちょっとさみしかったです。
そういいつつ、結構買いましたが笑
長野県のご当地缶バッチ購入 |
友達にしきりに訴えていたのが、
売店に郵政柄と表記されていたのですが、フライやーにもなっている作品を
郵政柄って表現!笑
なんだかシュールな違和感があったのは私だけなんだと思います。
これは郵政柄? |
ダヤンのミュージアムショップとは別に受付の外にあるショップもじっくり見てました。
古切手が山盛りになっているケースがあり1枚20円から30円です。
こういうのって、テンション上がってしまうんですよね。
友達と興奮しながらずっと漁っていました。
これ以上ないくらい郵政博物館、じっくり堪能しました。
ちょっと今回長かったですが、書くこと一杯になっちゃうくらい
色んな楽しみかたがあるんだと思います。
ソラマチでゆっくりできるスポット、郵政博物館おすすめです。
見てみたら、次の企画展も素敵でした。行きたいなあ~
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2015年8月10日月曜日
ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画「マネジメントの父」が愛した日本の美
を見に、何度訪れたか忘れてしまいましたが、また信濃美術館にいってきました。
視聴覚スペース横にも水墨画が。 |
経営学で有名なドラッカー。
以前、小説からマンガ、映画にもなった「もしドラ」で有名になった
(なんだかとっても失礼・・・)
こともあり、ドラッカーという名前だけは聞いたことのある人は多いと思います。
そんなドラッカーさん。
日本美術の熱心な収集家でもありました。
わたしの好きな琳派をはじめとして、
仏教画や文人画、山水画なども広く収集しており、
バラエティ豊かで見ごたえがありました。
私の大好きな尾形光琳「柳鷺図」 |
画像は尾形光琳の作品。
やっぱり琳派好きです。
シラサギももちろん素敵ですが、柳のたらしこみの美しい表現。
ぐっときます。
展示は全体的に少し、こじんまりした雰囲気。
というのも、
ドラッカーさん。自らきちんと作品を管理するため、
大型の作品は多く所有せず、 作品もきちんと自宅に飾っていたのだとか。
素晴らしいですよね。
作者としてはドラッカーさんのようなコレクターのもとに
置いてもらえたらきっと幸せですね。
鑑賞はもちろん、きちんとした保存も研究もしてくれます。
ドラッカーさんが、日本美術に心奪われたのは24歳のとき。
ドイツの銀行に勤めていたドラッカーさんが、
ある日、雨宿りのために入ったのが、日本美術の展示会。
そこから日本美術のとりこになったのだとか!
運命的な出会いですねー!
運命を感じたのはドラッカーさん(?)だけではありませんよ。
わたしも日本美術が大好きで、金融関係の仕事で年も同じくらい。
立派な経営学が修められそうな気がしてきました。
文人画には興味があったのですが、あまり見たことがありませんでした。
谷文晁や を今回初めて実物を見て、
時にゆるタッチな時にダイナミックな筆遣いな作品の面白さに
とても惹かれました。
簡単に作品が語れるくらいには勉強したいなととても強く思いました。
文人画ではないけれど、海北友松さん。ゆるかわいいけど絶妙。 |
有名な作家の作品をじっくり見ることができ、
パネルのドラッカーさんの日本美術に関する評論の抜粋に
思わず唸らされながら学ぶ日本美術。
面白かったです。
以前、一人の作者に焦点を当てた特に展示が好きと書きましたが、
コレクターに焦点を当てるというのも面白いなと思いました。
そういっていると、だいたいの美術館の収蔵品とかも当てはまってしまうわけですが。
展示ごとスポットの当て方で作品のならびや工夫が異なっているのを見るのも
美術館鑑賞の楽しみの一つです。
ドラッカーさんの日本美術について書いた本。
ちょっと見に行くのが遅かったのですが、会期は8月23日まで。
是非、日本美術が好きな方は見に行ってください!
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