2016年3月31日木曜日



三菱一号館美術館「PARIS オートクチュール—世界に一つだけの服」展

に行ってきました。


三菱一号館美術館入口のポスター
この写真の下手具合は私の撮影



「PARIS オートクチュール—世界に一つだけの服」展は3月4日から5月22日までです。




三菱一号館美術館は2010年開館して以来、すっごく行ってみたい美術館でした。


レンガ造りのかっこいい建物
東京駅からてくてく歩いて向かいます



今回初めて知ったのですが、

もともとは三菱が1894年に建設した「三菱一号館」はジョサイア・コンドル設計

のもので、それを復元したのが三菱一号館美術館なんですね。


たどり着いて、まず、三菱一号館美術館の建物がすごく素敵!!!


本当に絵になる
照明まで素敵なんですよね



今回はしっかり者の友達に連れてってもらったのですが、

友達にひとしきり、すごい!建物すごい!

と興奮してました。



本当にオシャレなんです。


レンガの外装がすごく素敵。

建物内の重厚感ある内装も素敵。

照明や階段の雰囲気も素敵。


中庭にはいくつかお店が入っていてそれも雰囲気がいいし、

お花もちょうど咲き始めていて、すごくいい庭です。


三菱一号館美術館の中庭だけでも楽しめる!!
中庭だけでもだいぶ楽しんでいました



オートクチュール展、やはり客層は女性が多かったです。


中庭からの入口で、「すこし混んでるかな?」と、


心配になりましたが、身構えていたよりもゆったり見ることができました。



三菱一号館美術館のチケットカウンター、

めっちゃかっこいいいい!


映画にでてくる銀行のカウンターみたい。


こんなチケットカウンターに興奮したのは初めてでした。




ファッション、シャネルやディオールなんかの有名ブランドを身にまとったことがないので、

見ても詳しくないのですが、純粋にきれい!おしゃれ!


と、感動しながら時代とともに流行が変化していく様子が見ることができるのは、

面白かったです。


やっぱり女性は、うわー。これプレゼントしてほしいなとか

欲望とともに展示を見ていけば、いいんじゃないでしょうか?


撮影可能な部屋がありました

青いドレスが存在感ばっちりだった
こういうの、すごく美しい女優さんみたいな人が着こなすんだろうなあ



一部屋だけ撮影可能な展示室がありました。

この青いドレス、入ってすぐ、一番人目を引いていました。


このセクシーなドレスを着こなせるのってすごいですよね。


今回、写真がすごく美しいのは私の技術がアップしたのではなく、

ほとんど友達の写真を拝借しているからです。


うーん、私にはこういった写真のセンスが皆無です。

うらやましい。

シンデレラ的な構図がいいですね
デザイナーの絵がかわいい


今回、一枚ポストカードを買いました。

シャネルさんの仕事する手の写真。

できる女の手。

なんか。かっこいいポストカードだなと思って買いました。

PARIS HAUTE COUTURE

の展示ロゴもかっこいいなと思って、あえて袋に入れたまま写真に撮ってみました。

仕事をする女性の手ってかっこいい
シャネルの手のポストカード



ファッション全然わからないけど、三菱一号館美術館に

とにかく行ってみたいと思って行ってきたのですが、

展示も建物もすごく楽しめました。




ほんといい建物。すてきな展示。


満足度が高かったです。



2016年3月20日日曜日


今回2回目の江戸東京博物館にいってきました。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦 」展



4月10日(日) までということで、

平日たまたまお休みがあったので、

糸巻きの聖母もゆっくりみれるのではないかと期待して行ってきました。



簡単に言うと甘かった笑




江戸東京博物館の来館者は比較的年齢層が高めなのと、観光客が多いです。



毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上常設展が無料らしく、

私がいった日はちょうどそれと重なりけっこうなお客さんが並んでいました。


でもすごいですよね!



江戸東京博物館入口の様子
  江戸東京博物館



江戸東京博物館は特別展も広く、

常設はもっともっと広くてボリュームがあるのでほぼ1日見るのにかかります。


私もいつかシルバーデーの恩恵に預かりたいです。


そんな混み具合でもあったので、

いつもは借りないのですが音声案内を借りながら

展示物のキャプションを読むのは諦めて

なるべく展示の部屋ごと出来る長い列には加わらないようにしながら見ることに。



お客さん多めです
特別展の入口からもけっこう混んでました



混んでいるときは、待ち時間に音声案内を楽しむことが出来るので、

比較的よく借ります。


今回は520円で生瀬勝久さんのナビでした。


混んでいるのに対応して財布も何もかも荷物をロッカーに預けて行きました。



音声ガイドはだいたい500円と決めつけていたので、

500円握りしめて音声ガイドレンタルの前に立ったら引き返す羽目になりました。


恥ずかしい。



音声ガイドでダヴィンチのちょっと変わった人柄や観察眼を楽しむことができました。



展示のメインは 『鳥の飛翔に関する手稿』のパネルで、

何が書いてあるかわからないお馴染みの鏡文字


(鏡に映すと読める、左利きのダヴィンチが考え出した右から左に文字を反転させて書く筆記方法)


の現物を見ることができます。


鏡文字
『鳥の飛翔に関する手稿』



菱田春草の考察ノートを見たときは春草の真面目な人柄から

ノートなんて展示されたらすごく嫌がるだろうなと思いました。



でもダヴィンチはマグリットの思考のメモを見たときと同じような、

全く同じではないですが見てる人を試して面白がるようなタイプの人だろうなと、感じました。



初来日で今回の展示のもうひとつのメイン。


糸巻きの聖母です。



これを見るのに60分待ちの別室の列に並びます。



実際には40分くらいで作品の前にたどり着けます。



人が多いのと順番待ちは大嫌いですが、糸巻きの聖母は見ないと1450円のチケットがもったいないです!


ポストカード買いました
糸巻きの歳暮



やはり、ダヴィンチ派の人たちの模写などとは違います。


すごく惹き付けられる、ダヴィンチ独特のぼんやりした柔らかい輪郭や表現力があります。


40分並ぶ有り難みがあります。



糸巻きの聖母は個人の所蔵なので今回見ることができて良かったですが、

こうして、日本で並んで人混みのなかで有名な海外の作品を見ていると、

ぜひ常設の状態で出会いたかったなぁ、なんて思います。



本の感想は苦手なので書きませんが、今回ダヴィンチテンションを上げようと思い、

ダヴィンチコードを合わせて読んでました。


高校生の時映画の公開でブームになっていたときに家に揃っていたのですが、

絶対面白いとわかっていても、どうしても、流行りものが嫌いで未だに読んでいませんでした。


未だにアナと雪の女王も見ていません。笑

(ディズニーは好きですよ!ただタイミングがない。)


要はあまのじゃくなのですが、


ようやく読みました。



聖杯説を織り混ぜながらダヴィンチの作品が多く登場して面白いです。

ものすごくルーブル美術館に行きたくなりました。


久々に読書熱が高まりました。



3月19日から
近代百貨店の誕生

江戸東京博物館の予告で「近代百貨店の誕生」

面白そうだなと思いました。






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2016年3月13日日曜日



美術館に行くと、他の展示のパンフレットを見て

情報収集をするのは欠かせないのですが、


志村ふくみ展を見たあとに衝撃が走りました。



2016年の4月27日から8月22日の期間、

六本木の国立新美術館で「 オルセー美術館、オランジュリー美術館所蔵ルノワール展 」

が開催予定。



そこではルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」


がなんと初来日するらしいんです!!



すごいことですよね!


3年前の 「真珠の耳飾りの少女」の来日くらい大物だと思いました。



でも、思ったのが、

絶対混んでる。

絶対チケット高い。




それが、3月いっぱいペアチケットが特別料金で購入できるようなんです。


通常1人1600円のところ ペア2200円で購入できます。



私は既にコンビニで買いました。



職場ではこんな早い仕事したことないのに、速攻で買いにいきました。

このチケットは1人で2回いってもいいらしいですよ。



田舎者的には展示の混み具合は気になるところです。


去年の鳥獣戯画展を思い出して、

ちょっとうっ、と思いましたが、 混雑を見越して、

GW後の平日にお休みをもらって行ってこようかな。




今年、早速の見逃せない展示です。



なんだかステマのようなタイトルになってしまったのですが、

純粋に割引でチケットを買えた喜びを表現した結果です。笑


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2016年3月11日金曜日


京都市美術館の分館でテキスタイルの修了展を見たあとに、 

本館の「志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰」展行ってきました。



今回、教えていただいて初めて志村ふくみさんについて知ったのですが、

染色の自らの手で行う紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)の作家さんです。

こちらは現代的な建物




展示をみて、本当に奥深い志村ふくみさんの思想と共に

作品が成り立っていることに驚きました。



着物がメインですが、曼陀羅などとても思想的なモチーフの作品が多く、


手織りでこんなに繊細な表現と、

作者の知性や世界観がこんなに着物に表せるのかと感心してしまいました。 


紬の素朴な温かみのある風合いがもともと好きですが、

ふくみさんの作品、

タイトルをみて、表現力すごいなぁーと唸ってしまうものばかりでした。

志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰


ふくみさんのエッセイのような美しい文章が展示室ごと飾られているのですが、

行って来た方、字がめちゃめちゃうまいと思いませんか!?




ふくみさんの知性と世界観にただただ脱帽でした。


展示をみれば誰もが素敵な方だなと思うはずです。


着物に興味のある方、是非とも見にいってください。



会期があと少しになってます。

3月21日までです!



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2016年3月10日木曜日



現在はもう終わってしまったのですが、

京都市美術館で3月2日から6日まで行われていた

川島テキスタイルスクール修了展に行ってきました。


和テイストな建物が素敵です
京都市美術館の別館が会場でした



テキスタイルとは???

簡単に言うと織物や布地の事です。



私たちはあらゆる布製品に囲まれて生活しているわけですが、

綿、絹、ポリエステル、ウール、麻、、、

これらの布がどのような過程でどのような製法で作られているかなんて

知らずに使っていますよね。


川島テキスタイルスクール修了展



自ら機織りや布製品を手掛ける生徒さんたちの作品を見に行ってきました。


去年、銘仙の展示を見に六本木に行く機会があったり、

もともと紬の生産に興味があったので、すごく面白くて勉強になりました。


これだけの長さを仕上げる労力はすごいでしょうね
このさくひん好きな絵画から色をピックアップして構成しているそうです



布1枚にもセンスや作者の雰囲気が良く出ているのが面白いなと思ったのと、

その布1枚仕上げる労力を思わずにいられませんでした。


青い色合いに黄色が映えた作品です優しい色合いと女性らしいかわいい作品です




着物の作品の展示もあり、機で織りあげて仕上げた着物は本当に特別なものに感じます。


手織りの着物はどうしてもコスト面で機会に取って代わられやすく、

比較的普段使い向きの製品となるため、難しい市場となっていると思います。

作りたいと思う人がいても学ぶ場所は限られていると教えてもらいました。


こういった学ぶ場とそれを見て知ることができるとてもいい展示でした。




ここから余談ですが、会場を出ると入らなそうで入るものを搬入するイベントをしていました。

お祭りっぽい賑わいで、人がたくさんいました。




帰りは近くの平安神宮をぶらぶら散歩してきました。

すごい鮮やかな赤い建物。


お庭も見たかったけれど、ちょうど公開時間が終わってしまっいて残念。

手水の白虎像をジャガーと呼んで眺めてから観光が終了しました。




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ネットショップ手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」を運営。 しまりす屋が趣味の美術館のブログを書いています。大きな美術館から地域の資料館まで足を運んでいます。展示を見て学んだ芸術家などなどブログで紹介していきます。 しまりす屋HPはこちら。http://shimarisuya.thebase.in/

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