2016年12月8日木曜日
私の愛する長野県上田市から高速で東京方面に高速を走ること1時間10分
日本史の教科書に絶対載っている富岡製糸場に行くことができます。
富岡市の美術館、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館にも行ってきました!
世界遺産に登録され、行きたいなーと思いつつ人混みが苦手なので、
やや敬遠していたのですが、土曜でもスムーズに行ってこれました。
おじさんにいざなわれまあまあな料金の有料駐車場に車を停めて、
観光!っていう雰囲気の街並みを歩きます。
オシャレな感じのカフェやお土産屋さんがいっぱいあります。
野菜も安いので、思わず買ってしまいました。
富岡製糸場は入場に1000円かかります。
それから、三十分ごとに出発する200円のガイドツアーに参加してきました。
富岡製糸場といえばこのイメージ |
ガイドツアーなどの観光に対する設備がしっかりしていてすごいなーと感心してしまいました。
写真の赤れんがのイメージが強いと思いますが、ここは繭蔵です。
こういった巨大な繭蔵が敷地に二か所。
作業をする工場と、工場長などの社宅、女工さんたちの生活スペース、診療所
お雇い外国人の邸宅などなどなど。
当時の設備すごいなー!と、驚きます。
繭蔵などの建物の建設は急ピッチで仕上げられ、
明治維新の日本の命運をかけた事業であったことがわかるようです。
工場は機会を入れるため柱がなく体育館のような構造だとか |
ガイドはお雇い外国人や設備についてわかりやすく教えてもらうことができます。
個人的に富岡製糸場が地域産業や副産物の生産みたいな形で
地域に影響を与えたのではないのか?
(富岡という土地で絹織物などの副産物の生産は有名じゃないのはどうして?)
と、質問したところ。
富岡製糸場はモデル工場であったため、生産量が著しかったわけではなく、
絹は横浜のほうに直接海外取引向けに送られていったとのこと。
富岡製糸場はモデルとして優秀な役割を担った場所で、
そこで学んだ人々が各地に技術を持ち帰り、組合を作って生産を行うことで
各地で製糸の生産が拡がったということのようです。
勉強になりました。
富岡製糸場に「富岡製糸場のチケットで富岡市立美術館の企画展を無料でみれる~」
みたいな看板を見つけ、
まじか!?となった私と母はもう富岡市立美術館にいくしかありませんでした。
独特で素晴らしい建物でした |
このときは平山郁夫「悠久の絹の道(シルクロード)」展をやっていました。
12月11日(日)までです。
この短期間で平山郁夫氏の展示を二階も見るとは。
山梨県の平山郁夫シルクロード美術館協力の展示だったので、
見たことのある作品もありましたが、想像以上に作品数もあって見ごたえのある内容でした。
この展示が、無料で見られるなんて!
富岡市、もっともっとアピールしたほうがいいですよ!
すごいことですよ!
ぜひぜひ、富岡製糸場と美術館、セットで行ってください。
平山郁夫「悠久の絹の道(シルクロード)」展 |
うっかりタイトルを忘れてしまったのですが、
ラクダに乗る数人の旅人が荒涼とした灰色の岩肌を進む後姿を描いた作品、
右からと左からとみると印象が違うとキャプションがついていたので
試しにみてみると、すごい!
画面に描かれた斜面の角度が変わって印象ががらりと変わります。
面白いです。
奈良県薬師寺の玄奘三蔵院伽藍に平山郁夫の大作『大唐西域壁画』があることを
初めて知りました。
今回その習作と模型を展示していましたが、
もう、絶対薬師寺に行こうと思いました。
以前、東山魁夷の唐招提寺障壁画を見に行って本当に感動したので、
これは行くしかないです。
また、死ぬ前に見ておかなければならないものが増えてしまいました。
この日はこんにゃくパークでちょっと珍しいものとかお土産を少し買って帰りました。
こんにゃくパークはCMで見て知ってましたが、観光地としてすごくちゃんとしてますね。
こんにゃくのメニューを無料でバイキングで食べられる試食コーナーが人気です。
行列ができていたので、うわーといいつつバイキングは行きませんでしたが、
工場見学とか、体験コーナーとか、お子さん連れは絶対に喜ばれる場所だなーと
思いました。
富岡観光、行ってみたいスポットが車ですぐ回れたので、よかったです。
前回、金沢の鈴木大拙館について書きましたが、その続きです。
この金沢市立中村記念美術館、こちらも共通観覧券で入館することができます。
このやたらとカットインしてくるおじさんは父 |
このときは開館50周年記念特別展Ⅲ 「書跡と文房具」展をしていました。
茶道具の展示が多いようで、この時は常設コーナーに楽吉左エ門をはじめとした
名品が展示されていました。(かなり前なので、うろ覚え)
書は全く分からないのですが、
硯箱や短冊箱などのきらびやかな蒔絵の展示もありました。
高貴なお方が使っていたのでしょうが、
私はそんなぴかぴかな蒔絵に触りたくないなと思ってしまったので、
前世は庶民に違いありません。
書にまつわる日本人の感性がわかりやすい展示でした。
一階には一部展示スペースがあり、二階は全体が展示スペースになっています。
金沢市立中村記念美術館の見どころは展示だけでなく、
美しい庭を見ながら呈茶をいただける呈茶室があります。
金沢市立中村記念美術館の庭園 |
金沢は山もあるところがいいですよね。
大学生の時茨城にいたのですが、あまりの平らさに驚いた覚えがあります。
長野県民としては、常に視界に山を入れていたいというわがままがあるので、
呈茶室から見える庭と山の眺めが落ち着きました。
このお茶は自分で好きなお茶碗を選び、そのお茶碗でいただくことができます。
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