2016年9月18日日曜日



山梨県の北杜市で以前から存在は知っていて、

とても気になっていた美術館「平山郁夫シルクロード美術館」に行ってきました。




薮内正幸美術館に行ったあと、

そうだ!平山郁夫も見に行くしかない!と、思って行ってきました。



最近、静岡県の伊豆半島に二か月に一回ペースくらい言っているのですが、

この日は朝早くに下田市を出発し、伊豆半島を抜け、御殿場を通って

しばらくして中央道をひたすら走ることが増えました。



ユーミンの中央フリーウェイって、曲が好きなんですが、

♫中央フリーウェイ、山に向かっていけば


と、歌っていますが、山梨長野方面を山ってざっくりまとめられたなって思ってます。



きっと、ちょうどこの曲のドライブで目指していた先は清里あたりなのではないか
(清里ブーム的な)

とぼんやり考えながら走っていたのですが、


今回は清里には行ってきませんでした。




オチのない話をしてすみません。





さて、平山郁夫シルクロード美術館ですが、

道を進んでいくと、通りの名前が「平山郁夫ロード」なことにびっくり。



観光のバスなどもやってきていて、観光スポット!といった雰囲気です。


平山郁夫シルクロード美術館外観
平山郁夫シルクロード美術館の入口

入ってすぐ仏像などシルクロード文化の美術品を展示していました。



平山氏は文化財保護などにも大きく貢献した人物です。


そういった文化財保護の重要性のパネルを読みながら、

映画で「ミケランジェロプロジェクト」を見た後に書いたことをちょっと思い出していました。




この展示室で見ることができたのですが、

菩薩交脚像

このチケットの菩薩像、イケメン過ぎませんか?

ちょっと驚きました。



さて、進んでいくと今回の展示は

「平山郁夫道遥か展」をしていたのですが、

平山郁夫のシルクロードの絵を描くようになるまでの半生を手記と作品を交えて

展示した内容になっています。





平山郁夫のシルクロードや自然を描いた作品を見たことがあったし、

知っていたつもりでしたが、どのようにして絵を描くようになったか

この展示で知ることができてよかったです。


ご自身の言葉で語られているのですごく面白かったです。


全然知らなかったのですが、広島出身で、

被爆体験をされた方であることを知りませんでした。


30代の結婚して精力的に制作を行いたいときに被爆の後遺症が現れたということも語られていました。


そのなかで、これで最後になるかもしれないという覚悟を持ちながらシルクロードの

取材を行うようになったということに驚きました。



それ以降毎年のようにシルクロードの道のりを訪れては取材を重ねたのは、

こんな言葉でしか言えないですが、すごい人だなと本当に思いました。


部屋全体に飾られたシルクロード作品
大シルクロードシリーズ

二階の展示室は大きな空間に大型のシルクロードの作品を惜しみなく展示しています。


平山氏の言葉の中に

オランジュリー美術館のモネの連作にヒントを得たとあったのですが、


物語を感じさせる展示空間でした。



ちょうど、展示室を独占しながらゆっくり見ることができてラッキーでした。


ゆっくり過ごすこともできて、たっぷりと展示スペースのある美術館です。








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