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2018年11月22日木曜日


だいぶ、だーいぶお久しぶりになってしまいすみません。

お休みしてしまっていた2年弱の間に職場の異動、出産がありまして....

これからは赤ちゃんと一緒に行けるような場所を紹介出来ればと思います。


以前何度か足を運んでいた丸山晩霞記念館再び行ってきました。

前回、吉田ふじを展に行ったことのある丸山晩霞記念館ですが、
私のお気に入り穴場美術館です。


10年くらい前、高校生のときに行ったときは本当に空いていて、
貸切状態だったのを覚えていました。

ここなら赤ちゃんを連れていても迷惑かからなそうだし、
久々の美術館にはピッタリでは?

と思い立ってふらっと平日のお昼頃行ってきました。

よく調べないで再び訪れた丸山晩霞記念館でしたが、
まさか大きな企画展をやっていたとは!!

ラッキー!

丸山晩霞記念館の企画展
丸山晩霞記念館入り口


予想していた空いている展示室のイメージと違ってだいぶ賑わっていましたが、
都会の大混雑美術館とは違うまったり感。

ちびっこ連れには助かります。

ミュージアムショップと受付のスペースが設けられていて、
丸山晩霞のアートグッズと展示目録....!!
欲しい!!

と、なったのですが、
我が家の家計はこの二年で車二台の買い替えを経てだいぶひっぱくしているので
(そんな貧乏事情要らないですよね...)
我慢してしまいました。

受付とミュージアムショップが展示と近かったり、
お客さんが東御の地元で丸山晩霞に興味があって積極的に学芸員さんに質問していたりするので、
静まり返った展示室ではないことが子ども連れには助かりました。


入ってすぐその展示数にびっくり!!

ここ数年で評価がさらに進み注目を集め始めていた印象の丸山晩霞。

お宝鑑定団で紹介されていたのを2回くらい見ました。

とにかく、丸山晩霞の作品がここまで集められた機会はなかなか無かったのではないでしょうか?

丸山晩霞を見たいという方は今回の企画展に足を運ぶべきです。

今回調べていなかったので展示は2018年11月25日(日)までです!あと少し!


以前は展示室のキレイな地方の記念館という印象でしたが、
新しい取り組みがたくさん見られて面白かったです。

まずは撮影可能の表示!

撮影ok

ここまで分かりやすいのいいですよね!

撮影OKだと私はすごくテンション上がります。

ポストカードの水彩の塗り絵コーナー。

水彩を広めた丸山晩霞にぴったりだと思いました。

好きな作品の投票コーナー、丸山晩霞本人のパネルなどなど楽しみました。


丸山晩霞という人物については以前の記事を参照ください。

今回、私は雲という初めてみる作品がとても気に入りました。

雲

大きな作品ではないですが、

石楠花(しゃくなげ)のはっきりとした色合いと
ぼんやりと雲がかかった山が対照的に丁寧に描かれていて、
ぐっと引き込まれます。

丸山晩霞は霧と山の植物を繊細に描くのが得意だなぁと改めて感心させられます。

絵から優しくておおらかで、
描く対象に対して愛情をもって向き合う人だったのではないかな
といつも想像します。

少し大きめの作品

白馬神苑は展示の中では大型のもので力作だなーと感心させられます。

山を自分の足で歩いて取材して、
作品にしていた人物だからこそ描くことこできる内容だなと思います。


比較的小さめの作品

高原の秋は手前の植物の明暗がめちゃめちゃ細かく描き込まれていて、
息をのみます。

高原の寒い風が吹き抜けている様子が本当に美しい作品です。

この絵を見るといつも少し琳派を思わせるなと考えています。


丸山晩霞の仲良しさんだった吉田博と
小諸義塾で一緒だった三宅克己についても展示されていました。

この二人もとても魅力ある人物なのでいつかブログに載せます。

吉田博は以前書いた吉田ふじをの旦那さんです。


この企画展、この三連休ぜひ足を運んでください。

土曜日の24日(土)にはギャラリートークがあるようです。


ちなみに東御サンテラスホールは

オムツ替え台有り、授乳室無しでした。

エントランス部分が少し寒い印象ですが、展示室は暖かいです。

お子さん連れはご参考までに。



2016年12月8日木曜日




私の愛する長野県上田市から高速で東京方面に高速を走ること1時間10分


日本史の教科書に絶対載っている富岡製糸場に行くことができます。


富岡市の美術館、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館にも行ってきました!





世界遺産に登録され、行きたいなーと思いつつ人混みが苦手なので、

やや敬遠していたのですが、土曜でもスムーズに行ってこれました。



おじさんにいざなわれまあまあな料金の有料駐車場に車を停めて、

観光!っていう雰囲気の街並みを歩きます。


オシャレな感じのカフェやお土産屋さんがいっぱいあります。


野菜も安いので、思わず買ってしまいました。




富岡製糸場は入場に1000円かかります。

それから、三十分ごとに出発する200円のガイドツアーに参加してきました。



繭蔵の赤れんが
富岡製糸場といえばこのイメージ


ガイドツアーなどの観光に対する設備がしっかりしていてすごいなーと感心してしまいました。


写真の赤れんがのイメージが強いと思いますが、ここは繭蔵です。

こういった巨大な繭蔵が敷地に二か所。


作業をする工場と、工場長などの社宅、女工さんたちの生活スペース、診療所

お雇い外国人の邸宅などなどなど。


当時の設備すごいなー!と、驚きます。


繭蔵などの建物の建設は急ピッチで仕上げられ、

明治維新の日本の命運をかけた事業であったことがわかるようです。


柱がなく体育館のような構造だとか
工場は機会を入れるため柱がなく体育館のような構造だとか



ガイドはお雇い外国人や設備についてわかりやすく教えてもらうことができます。


個人的に富岡製糸場が地域産業や副産物の生産みたいな形で

地域に影響を与えたのではないのか?

(富岡という土地で絹織物などの副産物の生産は有名じゃないのはどうして?)

と、質問したところ。


富岡製糸場はモデル工場であったため、生産量が著しかったわけではなく、

絹は横浜のほうに直接海外取引向けに送られていったとのこと。



富岡製糸場はモデルとして優秀な役割を担った場所で、

そこで学んだ人々が各地に技術を持ち帰り、組合を作って生産を行うことで

各地で製糸の生産が拡がったということのようです。


勉強になりました。




富岡製糸場に「富岡製糸場のチケットで富岡市立美術館の企画展を無料でみれる~」

みたいな看板を見つけ、

まじか!?となった私と母はもう富岡市立美術館にいくしかありませんでした。


入口あたり
独特で素晴らしい建物でした



このときは平山郁夫「悠久の絹の道(シルクロード)」展をやっていました。


12月11日(日)までです。


この短期間で平山郁夫氏の展示を二階も見るとは。


山梨県の平山郁夫シルクロード美術館協力の展示だったので、

見たことのある作品もありましたが、想像以上に作品数もあって見ごたえのある内容でした。



この展示が、無料で見られるなんて!

富岡市、もっともっとアピールしたほうがいいですよ!

すごいことですよ!


ぜひぜひ、富岡製糸場と美術館、セットで行ってください。


企画展のポスター
平山郁夫「悠久の絹の道(シルクロード)」展



うっかりタイトルを忘れてしまったのですが、


ラクダに乗る数人の旅人が荒涼とした灰色の岩肌を進む後姿を描いた作品、

右からと左からとみると印象が違うとキャプションがついていたので

試しにみてみると、すごい!



画面に描かれた斜面の角度が変わって印象ががらりと変わります。

面白いです。




奈良県薬師寺の玄奘三蔵院伽藍に平山郁夫の大作『大唐西域壁画』があることを

初めて知りました。



今回その習作と模型を展示していましたが、

もう、絶対薬師寺に行こうと思いました。



以前、東山魁夷の唐招提寺障壁画を見に行って本当に感動したので、

これは行くしかないです。



また、死ぬ前に見ておかなければならないものが増えてしまいました。




この日はこんにゃくパークでちょっと珍しいものとかお土産を少し買って帰りました。

こんにゃくパークはCMで見て知ってましたが、観光地としてすごくちゃんとしてますね。


こんにゃくのメニューを無料でバイキングで食べられる試食コーナーが人気です。

行列ができていたので、うわーといいつつバイキングは行きませんでしたが、

工場見学とか、体験コーナーとか、お子さん連れは絶対に喜ばれる場所だなーと

思いました。



富岡観光、行ってみたいスポットが車ですぐ回れたので、よかったです。






2016年9月18日日曜日



山梨県の北杜市で以前から存在は知っていて、

とても気になっていた美術館「平山郁夫シルクロード美術館」に行ってきました。




薮内正幸美術館に行ったあと、

そうだ!平山郁夫も見に行くしかない!と、思って行ってきました。



最近、静岡県の伊豆半島に二か月に一回ペースくらい言っているのですが、

この日は朝早くに下田市を出発し、伊豆半島を抜け、御殿場を通って

しばらくして中央道をひたすら走ることが増えました。



ユーミンの中央フリーウェイって、曲が好きなんですが、

♫中央フリーウェイ、山に向かっていけば


と、歌っていますが、山梨長野方面を山ってざっくりまとめられたなって思ってます。



きっと、ちょうどこの曲のドライブで目指していた先は清里あたりなのではないか
(清里ブーム的な)

とぼんやり考えながら走っていたのですが、


今回は清里には行ってきませんでした。




オチのない話をしてすみません。





さて、平山郁夫シルクロード美術館ですが、

道を進んでいくと、通りの名前が「平山郁夫ロード」なことにびっくり。



観光のバスなどもやってきていて、観光スポット!といった雰囲気です。


平山郁夫シルクロード美術館外観
平山郁夫シルクロード美術館の入口

入ってすぐ仏像などシルクロード文化の美術品を展示していました。



平山氏は文化財保護などにも大きく貢献した人物です。


そういった文化財保護の重要性のパネルを読みながら、

映画で「ミケランジェロプロジェクト」を見た後に書いたことをちょっと思い出していました。




この展示室で見ることができたのですが、

菩薩交脚像

このチケットの菩薩像、イケメン過ぎませんか?

ちょっと驚きました。



さて、進んでいくと今回の展示は

「平山郁夫道遥か展」をしていたのですが、

平山郁夫のシルクロードの絵を描くようになるまでの半生を手記と作品を交えて

展示した内容になっています。





平山郁夫のシルクロードや自然を描いた作品を見たことがあったし、

知っていたつもりでしたが、どのようにして絵を描くようになったか

この展示で知ることができてよかったです。


ご自身の言葉で語られているのですごく面白かったです。


全然知らなかったのですが、広島出身で、

被爆体験をされた方であることを知りませんでした。


30代の結婚して精力的に制作を行いたいときに被爆の後遺症が現れたということも語られていました。


そのなかで、これで最後になるかもしれないという覚悟を持ちながらシルクロードの

取材を行うようになったということに驚きました。



それ以降毎年のようにシルクロードの道のりを訪れては取材を重ねたのは、

こんな言葉でしか言えないですが、すごい人だなと本当に思いました。


部屋全体に飾られたシルクロード作品
大シルクロードシリーズ

二階の展示室は大きな空間に大型のシルクロードの作品を惜しみなく展示しています。


平山氏の言葉の中に

オランジュリー美術館のモネの連作にヒントを得たとあったのですが、


物語を感じさせる展示空間でした。



ちょうど、展示室を独占しながらゆっくり見ることができてラッキーでした。


ゆっくり過ごすこともできて、たっぷりと展示スペースのある美術館です。








しまりす屋はこちらから。


2016年9月15日木曜日



かなり前になってしまいますが、

諏訪市の原田泰治美術館に行ったあとに伊東近代美術館にも行ってきました。



近代の日本画が好きなのでまさに!

と思って行くことに。



諏訪市は諏訪湖畔にたくさん有名な美術館があるので

それも魅力ですが、この伊東近代美術館は下諏訪駅近くにあります。

美術館入口

入館料は800円。


驚いたのが、蔵めぐりをしている人は割引で500円だそうです。

(五月ごろの情報なので、調べてから行ってくださいね!)


すごいですね。


下諏訪駅周辺は酒蔵が多く、以前真澄の酒蔵に試飲に行ったことがあります。


日本酒好きは見逃せないスポットです。

私は日本酒はさほど飲めません。



この伊東近代美術館は伊東酒造の所蔵の品を展示しています。



この日は友達と私の女子二人で行ってきました。


それがどうやら珍しかったようで、

まさかの美術館のおじさんがマンツーマンでつきっきりの解説をしてくれました。



こんな展開は登内時計記念館以来だったので笑ってしまいました。

とてもありがたいことです。


美術館の歴史から裏話までたくさん教えていただけました。



まず、この伊東近代美術館、大正時代からの建物を美術館にしています。

落ち着く素敵な建物です。


伊東深水をはじめとして近代日本画を鑑賞することができます。


展示数は多いとは言えませんが、入ったときの印象よりも奥に蔵もあるので、

奥行きがあってびっくりします。



貴重な本も手にとることができます。



入口の銅像にちょっと驚きますが、
近代日本画の美術館なので安心してください

美術館ですが、貴重なものを見ることができる個人所蔵の資料館。

併設の展示スペース。落ち着く空間と、手厚い解説!!

というイメージで訪れてください。


しまりす屋はこちらから。

2016年6月17日金曜日



私は国立近代美術館の常設展が好きです。



本当は竹橋に行く度に、工藝館にもフィルムセンターにも行きたいのですが、


国立近代美術館の常設展が素晴らしくて絶対に行くのでまだ行ったことがありません。



400円でこの展示のボリューム。

いつも混雑していることはなくてゆっくりできます。


ゆっくり座るスペースもたっぷりあるのもいいです。


キャプションが純粋に面白くて見ていて飽きない。

あと、近代の日本美術が単にとても好きということもあります。


とにかく個人的に最高だなと思います。



母と美術の趣味が似ているので、いつか一緒に来ようと思っていて、


若沖を諦めたあとここに来るしかないなといった感じでした。



この日は安田靫彦展を見たあとだったのですが、

本当にキャプションが面白い。




その名も靫彦☆レコメンド。

安田靫彦ファンがそのまま常設展を見に来ても楽しめるように、

展示している作品や作者について安田靫彦が解説しているものを併せて表示していました。



面白い。安田靫彦展は5/15までだったので、

この企画がいつまでだったのかわからないのですが、

いい企画だなーと、興奮しました。


岡本太郎の作品
本文には登場しませんが岡本太郎氏の印象に残った作品




それと、私は荻原守衛、

長野県安曇野市に碌山美術館があるので、

長野県では碌山の名前の方が親しまれているかもしれませんが、

このあたりの芸術家が好きなんです。



中村屋サロンの芸術家たちを特集した展示室のネーミングが

「恋とクリームパン」


日本で初めてクリームパンを作ったのが、女亭主相馬黒光。


彼女は結婚していましたが、

美しさと知性を持った彼女に多くの芸術家が心奪われていました。



悲恋のうちに夭逝した荻原守衛の作品の

心に訴えかけてくる良さはこの黒光への想いを知らずして語れません。


熱くなってしまいましたが、物語のタイトルみたいな表題とともに

解説される展示に興奮しました。



この展示を企画された方に二時間くらい講義を受けたいです。


近代美術館、撮影は基本的に自由です
ブロガーにはありがたいです




日本美術院の創設のあたりの人々の展示も充実しているのですが、


今回は私が大好きな菱田春草の展示がたまたまメインになっていました。

菱田春草は長野県飯田市出身。


でもただの長野県民びいきじゃないです。



本当に菱田春草の真面目な作品への熱意が伝わってくるような

仕事が本当に好きなんです。


菱田春草でこの作品のイメージを持っている方も多いのでは
王昭君も展示されていました



菱田春草といえば、というような大作が大々的に展示されていました。


黒き猫をまだ見たことがないのですが、

作品をたくさん見ることができて興奮し疲れました。


菱田春草
スズメの細かい描写が本当にうっとりします



展示のボリュームと展示スペースが贅沢なので、見終えると疲れます。



私が単に興奮しているのもあるのですが。


ヒールなどでは来ないでください。



時間も忘れて歩き回るので、

荷物はロッカーにいれて歩きやすい靴で鑑賞するのをおすすめします。




その日は駅の改札で母と解散したのですが、じゃあねー!

と、手を振っている間に奥様に駅のホームについて質問されて、

人に道を聞かれる体質を遺憾無く発揮しました。


田舎者なので答えられず、スマホで調べますねと、

言っているうちに急いでるようすだったのでお役に立てず。




人の役に立てたことがないので、どうやったら人に道を聞かれなくなるか模索中です。




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2016年6月15日水曜日




若沖展を諦めて横山大観記念館に行ったあと、

近代美術の気分が盛り上がったこともあり、

国立近代美術館に行ってきました。



私の好きな美術館の中でほぼ現在総合1位の美術館です。





この日は安田靫彦展の最終日でした。


2016年3/23~5/15の会期で、もう終わってしまいました。

行ってきたのは最終日でしたが、さほど人混みといった感じもなく、

すっきりと鑑賞できた印象でした。



何度も言ってしまっていますが、

一人の人物にスポットを当てたタイプの展示がとても好きです。



私は安田靫彦という人物、この人がいなかったら、


高校古典の教科書いったい何を載せたらいいんだろう!

と思います。




高校のときに古典が結構好きだったので、

安田靫彦という人物はかなり印象の強い人物です。


額田王や源頼朝の顔だとか、鴻門之会の情景は

この安田靫彦の作品イコールといっても過言ではないと思います。


頼朝さんとツーショットです
安田靫彦展の源頼朝さんと記念撮影

写真は、これといって源頼朝さんに思い入れはありませんが、

記念に写真を撮りました。


この日の服が、いかにも美術鑑賞が趣味みたいな服装をしているなと自分で思いました。





100点以上の作品が本当にたっぷりと鑑賞できる展示でした。


教科書で見た!!

と、いうものも多く展示されており、驚きました。


歴史画の面白さは作品自体の表現だけでなく、

あの場面を描いているんだー!とか、

こんな逸話があったんだ!とか、

作品からさらに一歩広がった面白さがあると思います。



安田靫彦の作品をみて思ったのが、

歴史画という画題のためにあのあっさりとした醤油味みたいな

人物の表現になったんだなということ。


歴史上の人物のイメージが安田靫彦自身の中でかなり固まっていて、

ある意味キャラクター的な、

人々の中に人物のイメージを提示しやすい表現だったのかなと、思いました。




時々、三白眼の顔がゆるくて面白いと思ってしまいましたが、

それがいいんです(失礼しました)。




歴史画の大家であることは知っていた安田靫彦ですが、


その表現や人物の生涯をはじめて知ったのでとても面白い見ごたえのある展示でした。






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2016年6月5日日曜日




五月半ばに四時間待ちの若冲展の人混みを目にして


尻尾を巻いて逃げだしたのですが、


せっかく上野にきたので、落ち着くアートスポットに行きたい!

と、いうことに。



しかし、土日の上野はなかなか手ごわい!



東京国立博物館の黒田清輝展国立西洋博物館のカラヴァッジョ展

ちょうど重なっている時期でもあったので、


(黒田清輝はすでに鑑賞済みでしたが)


上野に落ち着く場所は無いのではないかという気持ちになりました。


私は行ってきていないです
カラヴァッジョ展に行った友人のお土産
ボッティチェリのポストカードとポスカホリック



そこで、確実に一息つける美術館に行くことに。


それこそが、横山大観記念館です。


横山大観記念
渋くて静かな横山大観記念の入口



横山大観記念は、かつて横山大観が住んでいた自宅をそのまま記念館にしたものです。





そのため、建物も一緒に楽しめるスポットです。


朝倉彫塑館のように人のお家にお邪魔したような、落ち着く美術館です。



ただし、展示数がそこまでたくさんはないのと、

作品の保存のため開館日がとても限られているので、

ぜっっったいに、ホームページなどで開館日を確認してから行ってくださいね。


8月などは、開館日がない月であったりと、訪れる時期も検討してください。




定休日に愛されているのは、私一人で十分だと思います。

(筆者はお店などの定休日などを引き当てることが特技)



あまり大型の作品展示はないのですが、


この部屋で横山大観が制作を行っていたんだなあ~、

とか、この不忍池の眺めをみていたんだな~


と、しみじみできます。



少しコンパクトではありますが、日本庭園の眺めもとても落ち着きます。



ちょうどパンフレットにもなっている牡丹も見ることができました。

牡丹



母と一緒にいったのですが、二人で速水御舟がいいよね~。

という話になり、親子で趣味が似るものだな。と、思いました。






しまりす屋はこちらから。


2016年4月29日金曜日




さわやかなゴールデンウィークの軽井沢!


軽井沢に行ったらぜひ千住博美術館に行ってください。

本当にさわやかな美術館。



ちょっと前になりますが、軽井沢千住博美術館に行ってきました。


千住博美術館はけっこう新しい美術館です。

できたのは確か5年くらい前じゃないかと思いました。(うろ覚え)


美術館前の庭も素敵でした
千住博美術館の前の庭




簡単に千住博さんという人物ですが、

私は、羽田空港のパブリックアートのイメージが強いのですが、

すっきりとした印象の自然を題材とした作品を多く手掛ける日本画家です。



すっきりというか、スタイリッシュなイメージですね。


美術館に行って、初めて千住さんの写真を見ましたが、

オシャレで素敵なおじさまでした。



一緒に行った母が始終、千住明と言い間違えていましたが、

明さんは博さんのお兄さんで、作曲家の方です。






建物に入って衝撃を受けました。


自然光がさんさんと取り入れられた、白くてスタイリッシュな広い展示空間が

入ってすぐに出迎えてくれます。



美術館の建築のイメージとは異なるかっこいい開放的な作りです。


こんなに自然光を取り入れて、作品のほぞんとか大丈夫なのかな?

と、思うほど明るくてさわやかな展示室です。




大きさの異なるガラス張りの中庭のような空間があって、

スタイリッシュな印象の建物ですが、中庭の植物の緑が

単なる人工的な白い空間ではなくてさわやかな空間にしています。



ぜひ、行ってみていただきたい!



千住博の作品は滝の落ちる様子を描いた作品が有名だと思います。


美術館のパンフレット



展示はたっぷりと、初期のものから近年のものまで幅広く見ることができます。


私は、近年のものが特に好きだなと思いました。


鹿ちゃんがぽつんといるのがかわいい
2014年の〈光〉という作品


2014年に描いた光という作品、静かで美しい湖畔の景色。

大きな作品で、実際に目にすると感動します。





大型の作品の展示のボリュームもすごいですが、

ザ・フォール・ルームでは、滝を描いた大きな作品に映像を投影した

上映を20分間隔で行っています。


絶対に見たほうがいいですよ。



幻想的な作品を見ることができます。





外国の方とかにも喜ばれる展示だと思います。





ミュージアムショップで思わず買ってしまったのがトートバッグ。

鹿さんのワンポイント付きです。


鹿さんワンポイント付き!
千住博トートバッグ鹿さんワンポイント付き!



数量限定でキーホルダー付きのやつを買えました。

キーホルダー付き



キーホルダーを最初見て、「なにこれチーズ?」

とか言ってすみませんでした。


軽井沢千住博美術館



軽井沢千住博美術館の形を上から見たときのデザインなんですね。


私は仕事のときに使ってます。




軽井沢の美術館、冬季は休館しているところが多いので、

温かい時期はいいですが、冬は気をつけてくださいね。


冬の軽井沢は美術館ではなくスキーに行ってください。





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2015年11月1日日曜日



六本木、ミッドタウン内にあるサントリー美術館の

「久隅守影」展に行ってきました。



木曜のお昼過ぎくらいに行ったためか、ゆっくりみることができました。



以前、サントリー美術館に行ったのは高校生のときに

ロートレック展を見に行って以来でした。


平日か土日だったかは定かではありませんが、

すっごく混んでいたのを覚えています。



ロートレックの人気ゆえだとおもいます。


あんまりに混んでいたので、人がいっぱいイメージがありましたが、

今回は落ち着いていて、なんて素敵な空間なんだろう!と感動しました。



久隅守影、あまり人物についてよく知りませんでした。


最も有名な納涼屏風図を国語の教科書で知っていたくらいです。



久隅守影は、狩野派の画家で狩野派の系譜のなかでも

才能を発揮した人物です。


しかし、女流画家で娘の雪信は門下の画家と駆け落ち、

藤十郎は島流しとなってしまい、一家離散の中激動の人生をおくりました。


知らなかった...。



しかし、作品はとても知的で画題に対する豊富な知識を感じさせるユニークなものです。


四季を通じて農村の人々を描く耕作図が多く展示されていました。


私は狩野派っぽい花鳥図とかが好きですが、

耕作図の中にも一人一人キャラクターが描き分けられていて見ごたえのあるものでした。




有名な納涼屏風図、やはり素晴らしかったです。


古今東西どこにでもあるような、

でもこの作品の中にしかない、

静かな夏のひとときを間近にみることができました。


月の空がたっぷりとした余白に描かれているのがいいなー!

と、思いました。





最後の展示室では娘の雪信の作品が展示されていました。


守影が素朴な男性的な作品とすると、

雪信は色彩感覚が優れていて繊細な女性的な作品です。


私は一目で雪信に魅了されました。

人気のあった絵師らしいのですが、すごくきれいでした。

私は普賢菩薩、めちゃめちゃ美人と思ってみていたのですが、

どうでしょうか?




サントリー美術館、これまでの展示を見返すだけでも

生活の中の美がテーマとわかります。


私はこの視点がとても大切で美しいなと感じるので

いつも興味のある展示ばかりで、

またすぐ行くのではないかと思います。


前回なんかは

「乾山、見参」(けんざんけんざん)

というタイトルでサントリー美術館、どうした!?


と、思ったのですが笑、乾山も大好きなので本当に行きたかった。



六階のお茶室は非公開になっていて、

不定期で点茶を開催しているそうです(要予約)。


すごく行きたい! 次は点茶席に入るのが目標です。





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2015年10月31日土曜日



小布施の北斎館

「シカゴウェストンコレクション 肉筆浮世絵―美の競演」展

を見に行ってきました。

「シカゴウェストンコレクション 肉筆浮世絵―美の競演」
「シカゴウェストンコレクション 肉筆浮世絵―美の競演」


期間は10月13日までで、

見に行ってから時間が経ってしまってからの更新なので

終わってしまったのですが、


改装を終えた北斎館についての感想も載せていきます。




6、7年前に小布施の北斎館に初めて訪れてものすごく感銘を受けました。

もともと、杉浦日向子氏の「百日紅」という漫画が好きで、

北斎の作品とともに葛飾北斎という人物にもすごく親しみがありました。


この北斎館には北斎の肉筆画が多数所蔵されています。


江戸時代、絵は版画で大量生産が主流であった中で

一点一点描き上げられた肉筆画は当時の流れとは逆行したものでした。



でも北斎の主題を独自の才能で見事に描き上げた肉筆画を

初めて目にしたとき、当時高校生の私は

「北斎先生と呼ばせてください!!!」

と、思ったのでした。



この北斎館所蔵の肉筆画は、どれも外せない素敵な作品ばかりで、

西瓜、菊(二点)、絶筆の富士越龍図・・・・

いつまでも見ていたくなるような作品です。



また、北斎と小布施、

北斎館の所蔵の肉筆画について詳しく書きたいと思います。


入口入ってすぐ北斎先生が迎えてくれます
北斎先生と同じポーズをしようか悩んだ末のピース




今回の企画展では、リニューアルオープンしたのを記念しての

展示ということもあり、期待していました。



以前より館内が明るく、廊下に光の入るきれいな美術館といった印象になっていたと思います。


「肉筆浮世絵」展、よく調べないで行ったのが、いけないのですが

北斎自身の肉筆画はほとんど展示されていないのですね。


ちょっとショックを受けてしまいました。


そのせいで、全体的に展示も少なめに感じてしまいました。

リニューアルオープンだから、北斎先生の肉筆画に出会えるとばかり、

思い込んでいました。



現在会期中の「北斎とその弟子たち―葛飾派の活躍」(12月15日まで)

では菊図や富士越龍図が見られるようです。


こちらのほうがおすすめかも!!!


今回の肉筆画は美人画を中心に様々な画家の作品を見ることができます。


特に印象に残ったのが、今回初めて、作品を目にしたのですが、

「最後の浮世絵師」とも言われている小林清親の作品です。


また、ゆっくり人物と作品についてわかる展示に行きたいなと思っています。




今回の展示では祭り屋台の天井絵「男浪」「女浪」を見ることができました。


波の表現だけで、陰と陽といいますか、一対の表現を表わすことができるって

やっぱり北斎先生、ため息が出てしまいます。



小布施を訪れたなら、絶対に外せないのが北斎館だと思います。


また、北斎先生に会いに訪れるべきなのは、小布施だと思います。



今後の展示に期待です。


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2015年9月13日日曜日




東京の駒場にある日本民藝館の「生誕120年記念 芹沢銈介展」に行ってきました。



もともとすごく足を運んでみたかった、日本民藝館

やっと行くことができました。

行ったら絶対好きなのに、絶対感動するのに、

何故か行くタイミングがなくって、ようやくです。



すごい良かった。また行きたいです。



日本民藝館の入口
生誕120年記念 芹沢銈介展のポスター



生活の中の美って、すごく美しい!と、気づき始めたのが高校生のとき。

毎週NHKの「美の壺」をdvdに録画していました。


そういう憧れもずっとあって、ずっと民藝運動についてはよく知っておかなくては

と思っていたのに、未だに柳宗悦先生の本を読んでいないままです。




今回慌てて入門的な文庫本を一冊買いました。

知識がついたら民藝運動についてもちょこっと書ければいいなと思っています。 






日本民藝館、もう入り口からステキ。


一人で行ったのですがもう、興奮しました。


入口の引き戸も渋くて素敵
とても渋い佇まいです


建物を楽しむだけでも充分なのでは。



入り口入ってすぐ趣ある階段が出迎えてくれるのは

日本民藝館とトーハクではないでしょうか。


サイズ感が違いますが。





この日はちょうど西館という柳宗悦邸が公開されている日でした。


こちらの方が公開時間が一時間短いので先に行ってきました。


また詳しくご報告します。




展示の雰囲気は、日常使う民芸品のものとあってか

どこか自由な雰囲気なのが印象的でした。




キャプションも Don't think ! Feel.


といわんばかり??に必要最低限しか書かれていない印象を受けました。




展示室も四角四面の空間ではなく、

いくつもある部屋を好きなようにみて回るといった感じです。


それがまた、あったかい雰囲気でこの空間、好きだなあ。

と、何度も思いました。



用意されているベンチも渋くてステキで、座るのをちょっとためらいました。


2階のベンチに座って階段あたりの広い空間が見渡せるのが気に入りました。





芹沢銈介展は大きな作品の展示も多く、楽しかったです。


カラフルでとても親しみやすい作風です。


今回は染色の人間国宝芹沢銈介の生誕120周年を記念したものです。



私は大きな作品で好きなのが、機織りの全道具を屏風のようなものに描いたもの。

今回のポスターにも使われていました。




黄色の背景とカラフルな色使いがきれい
機織図四曲屏風 ちょっと斜めになってしまった



機織りの工程やその道具を使う気持ちも全て一緒に

作品の中に描かれているように感じて、すごくいいなあと思いました。



作品を見ていると、静岡市立芹沢銈介美術館の所蔵の多さに驚きます。


いつか行ってみたい!




他にも興味深かったのが、柳宗悦著「手仕事の日本」の挿し絵を担当した

芹沢銈介作品が、実際にモデルにした民芸品とともに展示されていました。


おおお~。って、なりました。


文庫本で持っていました
唯一読んでいた柳宗悦先生の本でした


ショップでは現在活躍する工芸作家の作品を販売しています。


ショップまで展示室のようでした。

展示品をみてテンションが上がったあとなので、絶対何かしら欲しくなります。





会期はまだまだ11月23日まであります。


おすすめです。また行きたいです。




こちらも一点もの。

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2015年9月2日水曜日




ソラマチの郵政博物館にいってきた日の午前中、


すみだ水族館にも行ってきました!



スカイツリーに登るのはあいにくの天気だったので諦め、

すみだ水族館へ!



ペンギン花火というプロジェクションマッピング企画が

行われているのは午後だったこともあり、そんなに混んでなかったです。



ソラマチの中にある水族館ですが、想像していたよりも水槽が大きくて、

しかも水族館独特のにおいが全然なかったです。


むしろいいにおいがしてました。


幻想的できれいでした
前半のクラゲの展示


さて、葛飾北斎とのコラボ企画の展示かあったので、


その事についてちょっと書きたいと思います。


墨田区は葛飾北斎とゆかりのある土地です。


北斎の描くいろんな水中生物の作品



そんな北斎、水中生物の絵をたくさん残していて、

北斎の絵と実物を見比べることのできる展示がいくつかありました。


ザリガニとかナマズなんですが、

北斎の絵だとなんだかかわいいですよね。




オットセイの絵がかわいいと思いました。

北斎の描くオットセイ

ボリュームのあるコーナーではなかったのですが

面白い企画だなと思います。



すみだ水族館のメインはペンギン!


泳いでるところやご飯を食べているところがちょうど見れました。


ペンギンのほうもこっちを見てます
元気に泳ぐペンギンが見れます





それと、たいこちゃんという、赤ちゃんペンギンが間近でみられるお散歩に遭遇!


近かった!かわいかった。


人間に囲まれてきょとん
たいこちゃん注目の的


すみだ水族館に行ってきたせいでだいぶペンギンびいきになりました。

やられた。




雑貨やさんでペンギンのちっっっこいフィギュア?みたいなやつ、思わず買いました。





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2015年8月10日月曜日



ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画「マネジメントの父」が愛した日本の美


を見に、何度訪れたか忘れてしまいましたが、また信濃美術館にいってきました。


信濃美術館ホール部分の大きなパネル。
視聴覚スペース横にも水墨画が。



経営学で有名なドラッカー。



以前、小説からマンガ、映画にもなった「もしドラ」で有名になった
(なんだかとっても失礼・・・)


こともあり、ドラッカーという名前だけは聞いたことのある人は多いと思います。




そんなドラッカーさん。


日本美術の熱心な収集家でもありました。




わたしの好きな琳派をはじめとして、

仏教画や文人画、山水画なども広く収集しており、


バラエティ豊かで見ごたえがありました。

尾形光琳「柳鷺図」
私の大好きな尾形光琳「柳鷺図」

画像は尾形光琳の作品。

やっぱり琳派好きです。


シラサギももちろん素敵ですが、柳のたらしこみの美しい表現。

ぐっときます。







展示は全体的に少し、こじんまりした雰囲気。



というのも、

ドラッカーさん。自らきちんと作品を管理するため、

大型の作品は多く所有せず、 作品もきちんと自宅に飾っていたのだとか。



素晴らしいですよね。


作者としてはドラッカーさんのようなコレクターのもとに

置いてもらえたらきっと幸せですね。



鑑賞はもちろん、きちんとした保存も研究もしてくれます。





ドラッカーさんが、日本美術に心奪われたのは24歳のとき。


ドイツの銀行に勤めていたドラッカーさんが、


ある日、雨宿りのために入ったのが、日本美術の展示会。



そこから日本美術のとりこになったのだとか!



運命的な出会いですねー!



運命を感じたのはドラッカーさん(?)だけではありませんよ。

わたしも日本美術が大好きで、金融関係の仕事で年も同じくらい。


立派な経営学が修められそうな気がしてきました。





文人画には興味があったのですが、あまり見たことがありませんでした。


谷文晁や を今回初めて実物を見て、

時にゆるタッチな時にダイナミックな筆遣いな作品の面白さに

とても惹かれました。


簡単に作品が語れるくらいには勉強したいなととても強く思いました。



おさるさんがとてもかわいい
文人画ではないけれど、海北友松さん。ゆるかわいいけど絶妙。




有名な作家の作品をじっくり見ることができ、

パネルのドラッカーさんの日本美術に関する評論の抜粋に

思わず唸らされながら学ぶ日本美術。


面白かったです。



以前、一人の作者に焦点を当てた特に展示が好きと書きましたが、

コレクターに焦点を当てるというのも面白いなと思いました。



そういっていると、だいたいの美術館の収蔵品とかも当てはまってしまうわけですが。


展示ごとスポットの当て方で作品のならびや工夫が異なっているのを見るのも


美術館鑑賞の楽しみの一つです。





ドラッカーさんの日本美術について書いた本。





ちょっと見に行くのが遅かったのですが、会期は8月23日まで。



是非、日本美術が好きな方は見に行ってください!





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2015年6月11日木曜日




六月の奈良。


唐招提寺の御影堂特別公開に行ってまいりました!



先日予告していたとおり、いってきましたよー!



お目当ては東山魁夷の大作「唐招提寺障壁画」です。




以前、書いた記事と内容が重なってしまいますので、

作品紹介はこちらをご覧ください。




東山魁夷ファンの方々に声を大にして言いたいです。


「すっごくよかったですよ!!!」


これは、この時期、奈良まで足を運んででも見るべき作品です。






雨の唐招提寺
雨の唐招提寺




六月。やはり雨でした。



雨の中、西ノ宮駅からてくてく歩いて10分くらいのところに

唐招提寺があります。



混んでいる中で見たくないなと思い、金土日と公開なのですが、

有給をもらって金曜に行ってきました。



御影堂にたどり着くと、やはり結構混んでいました。


修学旅行生もわんさかいました。




土日だとゆっくり見れないかもです。



初めに鑑真さんの鑑真和上坐像(国宝)が奉安されている


中央部分のお堂に入ります。




そこで見ることができるのが「濤声(とうせい)」です。


大勢の方がお参りしている中でも、すごく静かな気持ちになれる作品だと思いました。






そこから隣の床のある部屋の「山雲(さんうん)」を見学しました。


部屋の前に座って、じっくり中を見ると、もうほんと素敵でした。




私はこの「山雲」が一番好きです。


すっごくきれいな青と緑で、静かな空気を作り出していると思います。



この唐招提寺特別公開、雨でしたが、


むしろそれが湿った空気と、雨のひんやりした気温で

東山魁夷の作品の世界の静かな自然の中にいるかのような気持ちになれました。




「揚州薫風(ようしゅうくんぷう)」

「黄山暁雲(こうざんぎょううん)」

「桂林月宵(けいりんげっしょう)」


これらは墨で描かれた中国をイメージした作品です。


こちらも、すっごい良かったです。



私は「黄山暁雲(こうざんぎょううん)」が好きです。






唐招提寺に行ってきた記念に、小画集を買いました。





700円くらいですが、見開きのページもあって、

再び障壁画の世界に浸れます。






東山魁夷が好きな方。

絶対に行ったほうがいいです。



来年の6月、訪れてみてはいかがでしょうか。







あと、奈良公園に行って鹿と戯れてきました。


鹿ちゃんかわいいです。




しばらく一緒に歩いてくれた鹿ちゃんもいました。








2015年5月10日日曜日



東京国立博物館「鳥獣戯画―京都高山寺の至宝―」に行ってきました!


鳥獣戯画展にいってきますと、

以前宣言していた通り行って参りましたー!!



第一の感想は

激混み!!!!!!

「鳥獣戯画―京都高山寺の至宝―」に並ぶ列
「鳥獣戯画―京都高山寺の至宝―」に並ぶ列



口コミで激混み具合は知っていたのですが、

ばっちり長蛇の列に並んで参りましたー。



今までで体験した中で一番混んでいた六本木のミュシャ展ですが、

とはいえその時は平日だったので、いま思うと序の口だったのかも。



今回は、先輩と一緒にいってきたのですが、

激混み具合を知り、先輩と開場ちょい前に到着する作戦をたて、

日曜のディズニーランドに行く心持ちでいざ出発。



ですが、到着したらもうこの長蛇の列。


看板によると90分待ち。


いい天気の中、お外に並びます。


実際は一時間強でしたが、いきなり体力を持ってかれます。


でも日傘や給水所が用意されていて、素晴らしい心遣いだなーと感動。




列の最後尾に用意されていた展示内容に関連したクロスワードを解きながら待ちます。


「明□上□像…明恵上人像??あきえって誰?」

とか、言っていたら、

鳥獣戯画の残されている高山寺について語る上で

欠かせない人物なのですね。失礼しました!^_^;

※正しくはみょうえしょうにんでございます。





さて。中に入り、

一番メインの展示、甲巻を見ることに。



鳥獣戯画は甲乙丙丁の4巻構成になっています。


甲巻は擬人化された動物。

乙巻は実在・空想上を合わせた動物図譜。

丙巻は前半が人間風俗画、後半が動物戯画。

丁巻は勝負事を中心にした人物画。


甲乙、丙丁で成立の時代は異なります。



鳥獣戯画の魅力はやはり甲巻。

動物のユーモラスな擬人の作品を皆さんやっぱり見たいんでしょうね!

70分待ちです!!!

ほんとにディズニーランド状態です。




今回は待ち時間に解説を聞こうと音声ガイドを借りてみました。

俳優の佐々木蔵之介さんがナビゲーターです。


予習しながら甲巻に近づくのを待ちます。




今回鳥獣戯画は修理を受けています。

丙巻は前半が人物画、後半が動物画という組み合わせなのか疑問が持たれていました。


しかし今回の修理でもとは表裏の両面に描かれていたものを

相剥(あいへぎ)という高度な技術で一枚の紙を二枚に引き剥がし、

つないで一巻に仕立てたものだという新知見が得られたそうです。



作者についても、なぜ高山寺にあるのかも謎が多い鳥獣戯画図。

そのミステリアスさも多くの人を惹き付ける魅力でしょうか?



勉強しているうちに、いよいよ甲巻とご対面。


ケースの中の絵巻物を立ち止まって見ることはできません


前の人に続いて鑑賞するので落ち着かないですが、

やっぱりすごく印象に残ります。


鳥獣戯画の甲巻水浴びの部分
鳥獣戯画の甲巻水浴びの部分



展示前期では水浴びする兎と蛙が公開されています。

なんともいえない、ゆるタッチの動物たちが生き生きと描かれています。


火曜からは展示後期に入るので、

この水浴びよりも後半部分が展示される予定です。



そのあと、丙巻の順番待ちも並ぶか悩んだのですが

足の疲れと、もう長野に帰らなくてはいけない時間もあったのとで諦めました。

残念。



他にも高山寺にまつわる展示をみてきました。



かわいいなと思ったのが、子犬の像。

ころころしていて友達の飼っているわんちゃんを思わず連想。


明恵上人の逸話のある「子犬」
明恵上人の逸話のある「子犬」



これは、明恵上人がまだ若いとき。

子犬をまたごうとした際に、

もしかしたらこの子犬は幼くして亡くした両親の生まれ変わりかもしれない

と思い直し、またぐのをやめ、礼をしたという逸話に基づいた像だとか。

(いまいちぴんと来ませんでしたが)

かわいいだけじゃなく明恵上人の教えも込められているのですね!




見ていたらすごく高山寺、いってみたくなりましたー。

いつか必ず行きたいです。



展示を見終えたら、ミュージアムショップに。


その前に撮影コーナーを見つけたので、記念撮影。 

鳥獣戯画ポスターの前で記念撮影
鳥獣戯画ポスターの前で記念撮影




ミュージアムショップは、グッズ化しやすそうな作品だけに

すごく充実していました。



買ってしまいました!

鳥獣戯画Tシャツ。


買ってしまった鳥獣戯画Tシャツ
買ってしまった鳥獣戯画Tシャツ



この黒バージョンと黒字に兎がでっかくプリントしあるやつで

すっごい悩んだ末に、これを買ってみました。


デザインの種類もバリエーションがあっていいですね。


お会計のときにスタッフさんが着ている兎がどーんバージョンが

なんかステキで、そっちにしとけばよかったかなーと、ちょっとゆらぎましたが、

いいんです! 私はこのややアメコミ風白バージョンでいきますよ!





平成館を出ると入場のための行列が若干空いていました!


中に入ってからの順番待ちの時間は保証できませんが、

みんな朝イチで入りたい気持ちはおんなじで、

むしろ1時くらいのほうが入場はしやすいのかも…??



最後に、池に設置してある鳥獣戯画の遊び心溢れるパネルと記念撮影。


鳥獣戯画の兎を突き落としてみました
鳥獣戯画の兎を突き落としてみました


背中から飛び込むウサギを突き落としている風にしてみました。

調子に乗っております。

でもこの兎、すごい勇気ですよね。

きっとバンジージャンプも背中から飛び降りられるタイプですね。



とにかく満喫してきましたー!


残りの鳥獣戯画展、UV対策を完璧にして、

クロスワードに書き込むための筆記用具を持ってきてくださいね。


会期は 6月7日(日) まで!





おまけ。

上野公園で売っていた、作家さん手作りのシロクマてぬぐい。

かわいい!

上野公園KOMOGOMO展
上野公園KOMOGOMO展で買った手ぬぐい


昔から、気に入ったてぬぐいがあると、ついつい買っちゃうんですよね~!


KOMOGOMO展というイベントで作家さんが直接作品を販売していました。

オリジナルのグッズで1000円って安いですよね。


かわいいですー。


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ネットショップ手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」を運営。 しまりす屋が趣味の美術館のブログを書いています。大きな美術館から地域の資料館まで足を運んでいます。展示を見て学んだ芸術家などなどブログで紹介していきます。 しまりす屋HPはこちら。http://shimarisuya.thebase.in/

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