2016年5月1日日曜日
日暮里駅からぶらぶらお散歩して、
ついつい寄り道したくなるたい焼きやおせんべいの誘惑を
横目で見ながら、朝倉彫塑館に行ってきました。
建物が素敵ということで前からずっと行きたかった美術館です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ展と同じ日なのでちょっと時間がたってしまいました。
ダヴィンチ展が混んでいたので、ちょっと疲れてしまいました。
もともと朝倉彫塑館に行こうと思っていたのですが、
「うーん、やっぱり新宿でパンケーキ食べようかなー」と悩みつつ、
パンケーキと美術館を天秤にかけて美術館を取らない私は
もう私ではないと思ったので行ってきました。
結果、行ってきて本当によかった。
ゆっくりできる、本当に満足度の高い美術館でした。
ギャラリートークがちょうどある日だったのですが、
時間が無くて聞けなかったです。
残念。
平日の午後だったこともあるかもしれませんが、
都心の一息つける場所というのはこういうことを言うんだろうなと思いました。
上からのぞいているのは彫刻作品です |
受付をしてから温室の扉風の入口を入ってすぐ彫刻の展示がはじまります。
落ち着いた雰囲気の部屋にブロンズの彫刻がよく合ってました。
朝倉文夫は明治期に彫刻を学び
(私の好きな荻原守衛と彫刻に関しての意見をぶつけたといった文章も見つけました)
1965に生涯を終えるまで多くの彫刻作品を製作しました。
初期は自分の中にある理想を彫刻に表現したいという思いで
製作をしていたようですが、「墓守」という作品で
そのものの方がよっぽど魅力があるのではないかと気づかされ、
表現するものが変わったのだとか。
この展示室にはすごく大きな作品もあり、次いで部屋の天井の高さに驚きました。
ペンギンの彫刻もかわいくてずっと見ていたかった作品です。
警察犬の彫刻作品もあり、動物が好きな人だったんだろうなと、なんだか親近感。
展示と共に家屋自体をゆっくり見学するような形で順路が進みます。
一つ目の展示室を抜けると中庭に出ます。
日本庭園の中庭をぐるっと囲むような設計に建物が作られていて、
庭いっぱいに季節の花と大きな池を眺めることができます。
この日は曇りでしたが、晴れの日や雨の日にも来てみたいと思うような、
明るい自然空間です。
廊下自体も思わず唸ってしまうような作りで、
池の水面が反射して、キラキラしている光も部屋に取り込まれているし、
廊下の丸い障子窓が和室から半分だけ見えているのも良い眺めでした。
建物に想像以上の奥行きと高さがあることに驚くと思います。
二階を見学して屋上の菜園コーナーに出られます。
朝倉さん、弟子と共にここで菜園を行っていたんだとか。
そこから次の展示室に朝倉文夫というとイメージする人の多いであろう
猫の作品が集まっていました。
最近はちょっとやってないのですが、
ねこあつめに一時期はまっていたのを今、思い出しました。
「吊るされたねこ」や「たま」といった作品などなど8点くらい(うろ覚え)
展示がありました。
猫のしなやかな体が彫刻で表現されていてかわいいです。
吊るされたねこもそうですが、
伸びているポーズのねこのモチーフが多いと思いました。
朝倉さん的に伸びている猫がおすすめなのかもしれません。
谷中といえば猫が有名なようですね。
美味しいものを食べ歩いたりしながら、ねこグッズをみて、
ここで猫の彫刻で癒されれば完璧ではないでしょうか?
次は友達と来ようと思いました。
しまりす屋はこちらから。
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