2015年9月26日土曜日
日本近代文学館など、駒場をお散歩したときに
駒場公園内の旧前田家本邸にもいってきました。
駒場公園内に旧前田家本邸という素敵な建物があることを知りませんでした。
日本近代文学館を目指していると、「なんか素敵な建物がある!!」
と、なりました。
旧前田家本邸入口 |
日本近代文学館にいく方向からみた外観 |
全然知らなかったので、「どちらの前田さん?」って、なりました。
(すみません)
浮かんだのは加賀百万石の前田さんと
大学時代サークルが一緒だったお友達の前田さんくらいでしたが
見事、前者が正解でした。
前田家の第16代当主前田利為の本邸として
昭和4年(1929)に建てられたものです。
ゴシック調を簡略化したチューダー様式で作られたもので
日本風の意匠もみられるとても趣のある建物です。
今回、見学できたのは洋館です。
日本近代文学館の近くに和館の入口もありましたが
現在耐震工事中で、見学することができませんでした。
う~、残念!と、思っていたのですが、
和館の耐震工事の終了とともに
メインの洋館が耐震工事に入るためしばらく見学できなくなるそうです。
むしろタイミングよかったです!!!
公開日に注意です |
ほかにもタイミングよかったのは
旧前田家本邸では毎週木、金、土曜日、祝日
午前11時~、午後2時~
ガイドボランティアがあるようで、
ちょうど2時からのツアーに間に合いました。
たくさん見学者の方がいたので、ちょっと聞き逃してしまった部分もあるのですが、
教えてもらうからこそ分かる楽しみがたくさんありました。
見学している中に20代女子が一人というのはちょっと浮いている気がしましたが、
面白かったです。
旧前田家本邸内は撮影自由です。
一般公開日は水曜日・木曜日・金曜日・土曜日・日曜日及び祝祭日です。
公開していない火曜日には写真や映像の撮影用に貸し出しをしているそうです。
ドラマの撮影からコスプレをしたお嬢さんの撮影まであります。
と、ボランティアの方が言っていたのでびっくりしました。
一階はお客さんを招待するために豪華なデザインでもてなせるように作られており、
二階は生活のスペースとして質素に(とはいいながらすごくおしゃれに)作られています。
奥様用の部屋はなんとなく女性らしい雰囲気のある作りだなーと思いましたし、
食堂は和館と庭が出窓から眺められるようになっていて、
お客さんが大勢来た時にもてなせるよう配慮されているのがわかりました。
豪華な意匠の食堂 |
ふらっと、立ち寄ったのにとても満ち足りた気持ちです。
入ってすぐ右手側に喫茶スペースもありました。
ゆっくりできそうです。
オーダーメイドフェルトマスコットはこちらから
2015年9月20日日曜日
日本民藝館まで行った際に日本近代文学館にも行ってきました。
日本近代文学館、近いし行ってみよう!
と、当日に思い立って、ものすごく遠回りしながら行ってきました。
向かっていると「駒場公園ってどこかわかりますか?」
と、女性に道を聞かれ 「ごめんなさいわからないですー」と、平謝り。
その時はまさか目指している日本近代文学館が駒場公園の中にあるとは知らず、
到着してから、ごめんなさいー!!!!と、心のなかで叫びました。
駒場公園、方向音痴としてはこの入口がちょっと迷ったのです笑 |
よく、道を聞かれるんですよね。
でも、すごく方向音痴だし説明も下手なのでまともに案内できたことがありません。
どうしたら、私に道を聞かないでおいてくれるのでしょうか。
無自覚に何でも聞いてみたいな顔をしているのでしょうか。
お役に立てなくて申し訳ない気持ちでいつもいっぱいです。
一度、新宿で道に迷っていたら道を聞かれて、
「私自身も今道に迷ってるんですよねー」と、言ったら
むしろその人に案内してもらったことがあります。
私の方向音痴の話はさておき。
日本近代文学館。とても重厚感のあるしっかりした施設。
という印象でした。
日本近代文学館 |
私が行ったときにはちょうど「近代文学の名作「昭和」展」をやっていました。
観覧料はなんと100円。
100円なら、ふらっと訪れても何回でも見ていい気持ちになりますよね。
昭和の文学の流れとそれぞれ代表的な作家の解説と実際の原稿が展示されていました。
有名な小説ですらしっかり読んでいないし、
大学で最低限の文学の授業しか受けていなかったので深くは理解できていないのですが(反省)、
とても勉強になりました。
近代文学の名作「昭和」展 |
社会と文学の流れがよくわかったし、
原稿をみていると、几帳面な性格なのかなーとか、
堀辰雄ってこんな顔してたなーとか思いました。
ちゃんとした感想がなくてすみません!笑
受け付け横にはライブラリーの入り口があり
資料の閲覧ができるスペースがありました。
こうしてライブラリーもしっかりと設けられているの素晴らしいですよね。
それと講座も面白そうでした。
今年は 資料は語る「文学と挿画のコラボレーション」というタイトルで講座が開催されています。
こういった講座、都合がつけばぜひぜひ行ってみたいです。
大学生のとき、こういった勉強なんてやる気を出せばいくらでも受けることができたのに。
と、今になって学ぶことのありがたさがわかります。
こうしてお金を出してまで学びたいと思う日がくるんだよ!
と、大学生の私に言ってやりたいです。
館内にはステキな喫茶スペースもありました。
お昼を食べた直後だったので入らなかったのですが、
すごく雰囲気のよい空間だったので、のんびり館内カフェで過ごすのも良いかもしれません。
もっと色んな作品を読んで、ちょっとは理解できないとダメだなーなんて感じました。
出直してきまーす。
しまりす屋もぜひご覧ください!!
2015年9月16日水曜日
日本民藝館を訪れた土曜日、ちょうど西館と呼ばれている
旧柳宗悦邸が公開していました。
公開の日程は限られているので要注意です。
展覧会開催中の第2水曜、第2土曜、第3水曜、第3土曜
ふらっと行って、見ることができたのは本当にラッキー。
こういう運が本当にないのですが、たまにはラッキーなことだってあります。
西館のどっしりした雰囲気も本当にいいです。
柳宗悦先生が実際に暮らしていた建物、和風の落ち着いた空間です。
一階も二階も、書斎や床の間、じっくり見学できます。
ずらーっと、貴重な本が並ぶ書斎は本当に素敵でした。
自由に手に取ることができれば最高なのですが、
さすがに貴重なものをそこまでは公開していなかったです。
一番感動したのは客間。
芹沢銈介氏の紅型風の作品が襖絵としてはめ込まれています。
カラフルな色調が渋い和室の空間によく合っていて、本当に良かった。
和室に上がることはできないのですが、じっくり見入ってしまいました。
あー。いつかこんな家に住みたい。
オシャレで落ち着いた雰囲気の日本らしい家に住むのが私の夢です。
入館もこちらは4時までなのでご注意ください |
詳しくはないのですが、建物を見るのも大好きです。
豪華絢爛な建物もいいですが、
こういった落ち着く空間が本当にぐっときます。
日本民藝館に来た際には、西館の見学、絶対に見逃してはいけないですよ。
2015年9月13日日曜日
東京の駒場にある日本民藝館の「生誕120年記念 芹沢銈介展」に行ってきました。
もともとすごく足を運んでみたかった、日本民藝館。
やっと行くことができました。
行ったら絶対好きなのに、絶対感動するのに、
何故か行くタイミングがなくって、ようやくです。
すごい良かった。また行きたいです。
生誕120年記念 芹沢銈介展のポスター |
生活の中の美って、すごく美しい!と、気づき始めたのが高校生のとき。
毎週NHKの「美の壺」をdvdに録画していました。
そういう憧れもずっとあって、ずっと民藝運動についてはよく知っておかなくては
と思っていたのに、未だに柳宗悦先生の本を読んでいないままです。
今回慌てて入門的な文庫本を一冊買いました。
知識がついたら民藝運動についてもちょこっと書ければいいなと思っています。
日本民藝館、もう入り口からステキ。
一人で行ったのですがもう、興奮しました。
とても渋い佇まいです |
建物を楽しむだけでも充分なのでは。
入り口入ってすぐ趣ある階段が出迎えてくれるのは
日本民藝館とトーハクではないでしょうか。
サイズ感が違いますが。
この日はちょうど西館という柳宗悦邸が公開されている日でした。
こちらの方が公開時間が一時間短いので先に行ってきました。
また詳しくご報告します。
展示の雰囲気は、日常使う民芸品のものとあってか
どこか自由な雰囲気なのが印象的でした。
キャプションも Don't think ! Feel.
といわんばかり??に必要最低限しか書かれていない印象を受けました。
展示室も四角四面の空間ではなく、
いくつもある部屋を好きなようにみて回るといった感じです。
それがまた、あったかい雰囲気でこの空間、好きだなあ。
と、何度も思いました。
用意されているベンチも渋くてステキで、座るのをちょっとためらいました。
2階のベンチに座って階段あたりの広い空間が見渡せるのが気に入りました。
芹沢銈介展は大きな作品の展示も多く、楽しかったです。
カラフルでとても親しみやすい作風です。
今回は染色の人間国宝芹沢銈介の生誕120周年を記念したものです。
私は大きな作品で好きなのが、機織りの全道具を屏風のようなものに描いたもの。
今回のポスターにも使われていました。
機織図四曲屏風 ちょっと斜めになってしまった |
機織りの工程やその道具を使う気持ちも全て一緒に
作品の中に描かれているように感じて、すごくいいなあと思いました。
作品を見ていると、静岡市立芹沢銈介美術館の所蔵の多さに驚きます。
いつか行ってみたい!
他にも興味深かったのが、柳宗悦著「手仕事の日本」の挿し絵を担当した
芹沢銈介作品が、実際にモデルにした民芸品とともに展示されていました。
おおお~。って、なりました。
唯一読んでいた柳宗悦先生の本でした |
ショップでは現在活躍する工芸作家の作品を販売しています。
ショップまで展示室のようでした。
展示品をみてテンションが上がったあとなので、絶対何かしら欲しくなります。
会期はまだまだ11月23日まであります。
おすすめです。また行きたいです。
こちらも一点もの。
しまりす屋はこちらから
2015年9月5日土曜日
ソラマチ9Fにある、郵政博物館とその企画展「ダヤンの原画展」
を見たときのランチをご紹介します。
友人と「せっかくならソラマチっぽいところでごはん食べたいねー」
と、言っていたので カルビープラス ファームダイニング、
とても気になっていました。
朝イチですみだ水族館に行って、そこから
ショッピングエリアや郵政博物館に向かう途中にあります。
土曜日だし混んでるんじゃないかなーと、思っていたのですが、
12:00ちょうどくらいに行ったところ、すぐ入ることができました。
ご飯を食べている間はちょっと待っているお客さんもいましたが
すごく時間がかかっている様子もなかったので、穴場かもしれませんね。
ポテチとかあんまり食べないのですが、
揚げたてのポテチにディップソースつけて食べるの、
すごく美味しかったです。
ポテチやフライドポテトとディップソースのセット800円 |
それに、なんかすごく楽しい。
プレートランチも野菜たっぷりで1000円、ドリンクもついています。
野菜のボリュームがすごいプレートランチ |
さすがカルビー、いい野菜使っているのがわかります。
じゃがいもがすごく甘かったです。
美味しくて、楽しめるカフェです。
郵政博物館やすみだ水族館に行ったときに
ソラマチに飲食店たくさんあって迷いそうですが、
カルビーファームダイニング、おすすめですよ。
2015年9月2日水曜日
ソラマチの郵政博物館にいってきた日の午前中、
すみだ水族館にも行ってきました!
スカイツリーに登るのはあいにくの天気だったので諦め、
すみだ水族館へ!
ペンギン花火というプロジェクションマッピング企画が
行われているのは午後だったこともあり、そんなに混んでなかったです。
ソラマチの中にある水族館ですが、想像していたよりも水槽が大きくて、
しかも水族館独特のにおいが全然なかったです。
むしろいいにおいがしてました。
前半のクラゲの展示 |
さて、葛飾北斎とのコラボ企画の展示かあったので、
その事についてちょっと書きたいと思います。
墨田区は葛飾北斎とゆかりのある土地です。
そんな北斎、水中生物の絵をたくさん残していて、
北斎の絵と実物を見比べることのできる展示がいくつかありました。
ザリガニとかナマズなんですが、
北斎の絵だとなんだかかわいいですよね。
オットセイの絵がかわいいと思いました。
ボリュームのあるコーナーではなかったのですが
面白い企画だなと思います。
すみだ水族館のメインはペンギン!
泳いでるところやご飯を食べているところがちょうど見れました。
元気に泳ぐペンギンが見れます |
それと、たいこちゃんという、赤ちゃんペンギンが間近でみられるお散歩に遭遇!
近かった!かわいかった。
たいこちゃん注目の的 |
すみだ水族館に行ってきたせいでだいぶペンギンびいきになりました。
やられた。
雑貨やさんでペンギンのちっっっこいフィギュア?みたいなやつ、思わず買いました。
しまりす屋はこちらから
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- ネットショップ手作りフェルト小物・マスコットのお店 「しまりす屋」を運営。 しまりす屋が趣味の美術館のブログを書いています。大きな美術館から地域の資料館まで足を運んでいます。展示を見て学んだ芸術家などなどブログで紹介していきます。 しまりす屋HPはこちら。http://shimarisuya.thebase.in/
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