2015年10月31日土曜日
小布施の北斎館
「シカゴウェストンコレクション 肉筆浮世絵―美の競演」展
を見に行ってきました。
「シカゴウェストンコレクション 肉筆浮世絵―美の競演」 |
期間は10月13日までで、
見に行ってから時間が経ってしまってからの更新なので
終わってしまったのですが、
改装を終えた北斎館についての感想も載せていきます。
6、7年前に小布施の北斎館に初めて訪れてものすごく感銘を受けました。
もともと、杉浦日向子氏の「百日紅」という漫画が好きで、
北斎の作品とともに葛飾北斎という人物にもすごく親しみがありました。
この北斎館には北斎の肉筆画が多数所蔵されています。
江戸時代、絵は版画で大量生産が主流であった中で
一点一点描き上げられた肉筆画は当時の流れとは逆行したものでした。
でも北斎の主題を独自の才能で見事に描き上げた肉筆画を
初めて目にしたとき、当時高校生の私は
「北斎先生と呼ばせてください!!!」
と、思ったのでした。
この北斎館所蔵の肉筆画は、どれも外せない素敵な作品ばかりで、
西瓜、菊(二点)、絶筆の富士越龍図・・・・
いつまでも見ていたくなるような作品です。
また、北斎と小布施、
北斎館の所蔵の肉筆画について詳しく書きたいと思います。
北斎先生と同じポーズをしようか悩んだ末のピース |
今回の企画展では、リニューアルオープンしたのを記念しての
展示ということもあり、期待していました。
以前より館内が明るく、廊下に光の入るきれいな美術館といった印象になっていたと思います。
「肉筆浮世絵」展、よく調べないで行ったのが、いけないのですが
北斎自身の肉筆画はほとんど展示されていないのですね。
ちょっとショックを受けてしまいました。
そのせいで、全体的に展示も少なめに感じてしまいました。
リニューアルオープンだから、北斎先生の肉筆画に出会えるとばかり、
思い込んでいました。
現在会期中の「北斎とその弟子たち―葛飾派の活躍」(12月15日まで)
では菊図や富士越龍図が見られるようです。
こちらのほうがおすすめかも!!!
今回の肉筆画は美人画を中心に様々な画家の作品を見ることができます。
特に印象に残ったのが、今回初めて、作品を目にしたのですが、
「最後の浮世絵師」とも言われている小林清親の作品です。
また、ゆっくり人物と作品についてわかる展示に行きたいなと思っています。
今回の展示では祭り屋台の天井絵「男浪」「女浪」を見ることができました。
波の表現だけで、陰と陽といいますか、一対の表現を表わすことができるって
やっぱり北斎先生、ため息が出てしまいます。
小布施を訪れたなら、絶対に外せないのが北斎館だと思います。
また、北斎先生に会いに訪れるべきなのは、小布施だと思います。
今後の展示に期待です。
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2015年10月4日日曜日
一人でふらふら、
駒場公園の日本近代文学館と旧前田侯爵邸に行き、
日本民藝館と西館の柳宗悦邸に行って充実した午後を過ごしました。
駒場周辺、1日楽しめます。
この日は東大生気分で歩いていました。
でもこのコースで気を付けていただきたいことが1つ。
靴を脱ぐ機会が半端ないです。
お恥ずかしながら、まさかこのタイミングで靴下に穴を発見していた私。
(ブログに書くようなことでもないと思いますが・・・)
前田侯爵邸で猛スピードでスリッパに足を突っ込み、
柳宗悦邸でも高速履き替えを行い、
日本民藝館でも人目を気にしながらスリッパに履き替えるという事態でした。
これほどスリッパという心遣い(しかも先端が開いてないやつ)
が心に染みたことが無かったです。
こう、心なしか靴下に穴が空いている負い目(?)で展示にも集中できないような。
穴の空いた靴下で美術館や博物館の類いは行くなという教訓を授かりました。
さて、日本民藝館を出て東北沢駅に向かっていると、
いい感じのお店があります。
Graphio/buro-stil (グラフィオビューロスタイル)というアンティークのお店です。
そこで出会ってしまったんですよねー!
節約を決めていたというのに、買ってしまいました。
4500円のくまちゃん。
右側はオランダで買った茶色い黒電話 |
1960年ころのチェコスロバキアの陶器らしいです。
顔の可愛さとポージングが‼
1980年のモスクワオリンピックの「こぐまのミーシャ」みたいでかわいいと思うんです。
モスクワで買ったミーシャのバッジ |
なんとなく信楽焼みたいな日本的な釉薬の感じもよくって。
最近なんだかクマのグッズがやたら欲しくなるクマブームが訪れていたせいもあります。
こぐまのミーシャって、日本語だとこぐまのくーちゃんくらいの
語感だと思うんです。
それが公式キャラクターって!おおらかでむしろ魅力です。
レジで会計をしていると、本当にたまたまなんですが、
店員のお姉さんに「Tシャツもクマですねー」と、言われて
ホントだ!!!!!と、自分でもびっくり。
なんだか赤面でした。
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