Pages

2018年11月25日日曜日

小諸市立小山敬三美術館行ってきました




小諸市といえば懐古園!

中学生の時、動物園の写生大会に行ったのが最後です。

懐古園知ってるー!
という人も懐古園はいくつも博物館があるカルチャースポットなこと、
なかなか知らないのではないのではないでしょうか?

三連休のなか日に行ってみると、
懐古園の駐車場はなんと満車!!

懐古園ってこんな賑わってるんだ...
(失礼)

懐古園の駐車場500円だし...

駐車場のおじさんに聞いてみると、
小山敬三美術館の方にも駐車場があるとのこと。

しかも無料!

行ってみると、閉館してしまったのですが渥美清こもろ寅さん会館があり、
そこの駐車場に停めることができました。

小山敬三美術館もその駐車場からすぐ近くです。

地学が好きなので興味はある
美術館の案内があります

写真の中央に渥美清の銅像
金ぴかの寅さんの銅像が

看板に従って行ってみると、
岩石の展示がしてある庭を通って小山敬三美術館に出ます。

岩石に興味がないわけではないのですが、ちょっと寒いのでまっすぐ美術館へ。


美術館はとても素敵な白い建物です。

有名な建築家の作だそう

入館料は200円、懐古園に入る方は500円。

今回こことは別に小諸義塾記念館しか行かない予定だったので200円でしたが、

500円で懐古園の動物園、遊園地(乗り物代別)、島崎藤村記念館、郷土資料館などに入れます。

すごくいいですよね!!

ネットでみた情報だと遊園地のところに授乳室があるそうですよ。


現在ちょうど企画展「新収蔵作品展 時を超えて世に出る名品」をやっていました。

ポスター


外観がこぢんまりしているように感じますが建物のなかは奥行きがあって広いです。

入ってすぐの大きな展示室は傾斜のついた特徴的な造りで
こだわりのあるかっこいい建築だなと、室内からも感心してしまいました。

お客さんの混雑はなく、とてものんびり見ることができたので、
赤ちゃんを連れていても平気でした。


小山敬三は重厚感のある油絵の作品が代表的です。

1897年に小諸に生まれ、23歳のときに島崎藤村のアドバイスでフランスへ留学します。

小山敬三の家は味噌と醤油などを商う豪商で
お父さんの小山久左衛門は家業と平行して純水館という製糸業にも取り組んでいたそうです。

小諸義塾にも関わっていたようで、小山家が地域にどのような影響力を持っていたのか興味を持ちました。


小山敬三は31歳で帰国するまで西洋の構図や様式を学びます。

留学中にフランス人の奥さまをゲットして帰って来ます。

小山敬三

この絵は浅間山を堂々とした構図で描いたものです。

戦時中、小諸に疎開してきた小山敬三は浅間山
に感銘を受け好んで描いたようです。

フランス人の奥さま、戦時中大変だったのではないかな...と少し気になります。

晩年には、高輪プリンスホテルのための大作「紅浅間」を描きました。

私、何年か前に高輪プリンスホテル行ったことがあるのですが、覚えてない....。

知らないというのは悲しいものですね。

素晴らしい作品をみるチャンスをなるべく逃さないように
アンテナをはって生きていきたいです。


油絵がメインですが、日本画と水彩画も残しています。

私は日本画もとてもいい作品が多いなと驚きました。

この建物から見える景色がすごくきれいでした。

小山敬三美術館からの眺め

北アルプスとちょっと時期を逃した紅葉。


美術館の隣は移築されたアトリエです。

アトリエも素敵

丸窓が素敵。

冬季は公開していないそうで、残念。

文化人の住んでいた建物が大好物なので暖かいときにまた来たいです。



0 件のコメント:

コメントを投稿