だーいぶ、時間が経ってしまいましたが、
大阪府堺市にある「アルフォンスミュシャ館」に行ってきました。
2013年春に六本木の森美術館で行われた
アルフォンスミュシャ展に行ってきたのですが、
平日に行ったのに身動きが取れないほどの大盛況ぶり。
2017国立新美術館にアルフォンスミュシャの大作
「スラブ叙事詩」が来日するのを心待にしている人も多いのでは?
美術に興味はないけどミュシャは大好き。
という方、多いのではないでしょうか。
2013年の森美術館の混雑のなか、私は思いました。
そんなにみんなミュシャが好きなら、堺に行った方がいいのに....。
そうなのです。
私のような人混み大嫌いでも、素晴らしいミュシャ作品を
ゆっくりと味わうことができる美術館が、
この「アルフォンスミュシャ館」なのです!!!
初めて訪れたのは中学生の時に、あまりにミュシャが見たくて
母と行ってきました。
大阪に行く道のりは大変ですが、堺市駅に到着すると、
中学生の私でも迷わなかったレベルですぐ近くです。
駅前の商業施設とマンションが合体しているようなところにミュシャ館はあります。
今回訪れた日はイオンカードがあると100円引きの日でした。
もともとの入館料が500円なので、安い!
エレベーターで三階に上がり、展示室に到着します。
各エレベーターの空間にジスモンダや羽などの作品が印刷された
ガラスが設置してあり、写真撮影可能なスペースです。
こういう空間ってテンションが上がるし、思い出にもなるので大事ですよね。
友達と行ってきたので、写真撮影を早速楽しみました。
ミュシャのジスモンダから始まるポスターの仕事やコマーシャルの仕事って、
とても有名で誰しもが目にしたことがあると思います。
挿し絵画家だったミュシャは大女優サラベルナールの舞台の
ポスター製作に大抜擢され、一躍売れっ子画家となります。
そんな彼の大衆に指示されるアールヌーボーの黄金期を築いた仕事は
本当に素晴らしいです。
でも、このアルフォンスミュシャ館で見ることができる目玉は、
リトグラフ(版画)ではありません。
テンペラや油絵で描かれた大型の作品です。
一緒に行った友人もそういう作品のイメージが無かったと言っていましたが、
多くの人がそう思うはずです。
まず、見ることができるのが百合の聖母。
この作品も中学生のときネットで画像を見て一目で好きになったのですが、
女の子の清楚な可憐さと、画面いっぱいの静かな雰囲気は実物を見て体感してほしいです。
このときはとなりに「クオ・ヴァディス」という初めて見る作品が並んでいました。
友人とともにミュシャの丁寧な仕事ぶりにうっとりしてしまいました。
そこからとなりの部屋へ行くと、「ウミロフ・ミラー」という大型の作品が展示されています。
この作品は名前の通り、丸い鏡が中央に配置されています。
その縁を囲むようにミュシャの絵が描かれています。
円形を生かして、時間や季節の移ろいを感じさせるような絵です。
この作品、中学生の時から知っていたのですが、
ウミロフとは?と思っていました。
どうやらミュシャの知人のミュージシャンのウミロフさんのために制作したもののようです。
さらに別室にハーモニーという大型の作品があります。
この作品は、祖国のチェコを思って描かれたもので、
ミュシャを語るうえで欠かせない作品です。
こういった作品は、陳腐な感想で申しわけないのですが、ため息が出るような綺麗さです。
あれやこれやと解説するよりも、ぜひ、目で見て美しさを体感してほしいです。
この日、金曜日の夕方に行きましたが、ものすごくすいていました。
他にお客さんは二組くらいでした。
ミュシャが好きなら、ぜひ行ってください。
ミュシャ好きで行っていない方は、もう、私が肩をゆすって
なんで行かないの!?と大声を上げたいくらいです。
私が行ってきたのは、9月で
ミュシャのアトリエ―どんな作品を作っているの?― という企画展を行っていました。
現在はミュシャと新製品の誘いという企画展になっています。
ぜひ、訪れてほしい美術館ではありますが、
展示が変わってお目当ての作品が不在の場合もあるかと思いますので、
HPでチェックをお願いします。
ミュージアムショップも珍しい作品のポストカードがあって思わず買ってしまいました。
カレンダーシリーズのポストカード |
カレンダーのシリーズのポストカードを買いました。
4月、8月、9月を選んでみました。
こんな素敵なカレンダー初版で手にいれた当時の人たちがうらやましいです。
タイムスリップして家宝にしたいですね。
このときはミュシャだけでなく、大阪を満喫しました。
写真は大阪旅行ダイジェスト版。
大阪名物どてやきの食いかけ |
USJでご飯を食べていたら恐竜が入ってきた |
川沿いで意識の高い朝ごはんを食べた |
個人的にミュシャを越しそうな勢いで欠かせないよしもと新喜劇もNGKで見てきました。
私は内場勝則さんファンですが、辻本茂雄さんの座長の時で最高に面白かったです。
日本中で、新喜劇を放映してほしいと心から願っています。
当時小学生だった私は長野県で吉本新喜劇の放送が終了したその日号泣したのを覚えています。
こういう東日本の民のニーズをどこかで誰か拾ってくれないでしょうか。
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