東京の駒場にある日本民藝館の「生誕120年記念 芹沢銈介展」に行ってきました。
もともとすごく足を運んでみたかった、日本民藝館。
やっと行くことができました。
行ったら絶対好きなのに、絶対感動するのに、
何故か行くタイミングがなくって、ようやくです。
すごい良かった。また行きたいです。
生誕120年記念 芹沢銈介展のポスター |
生活の中の美って、すごく美しい!と、気づき始めたのが高校生のとき。
毎週NHKの「美の壺」をdvdに録画していました。
そういう憧れもずっとあって、ずっと民藝運動についてはよく知っておかなくては
と思っていたのに、未だに柳宗悦先生の本を読んでいないままです。
今回慌てて入門的な文庫本を一冊買いました。
知識がついたら民藝運動についてもちょこっと書ければいいなと思っています。
日本民藝館、もう入り口からステキ。
一人で行ったのですがもう、興奮しました。
とても渋い佇まいです |
建物を楽しむだけでも充分なのでは。
入り口入ってすぐ趣ある階段が出迎えてくれるのは
日本民藝館とトーハクではないでしょうか。
サイズ感が違いますが。
この日はちょうど西館という柳宗悦邸が公開されている日でした。
こちらの方が公開時間が一時間短いので先に行ってきました。
また詳しくご報告します。
展示の雰囲気は、日常使う民芸品のものとあってか
どこか自由な雰囲気なのが印象的でした。
キャプションも Don't think ! Feel.
といわんばかり??に必要最低限しか書かれていない印象を受けました。
展示室も四角四面の空間ではなく、
いくつもある部屋を好きなようにみて回るといった感じです。
それがまた、あったかい雰囲気でこの空間、好きだなあ。
と、何度も思いました。
用意されているベンチも渋くてステキで、座るのをちょっとためらいました。
2階のベンチに座って階段あたりの広い空間が見渡せるのが気に入りました。
芹沢銈介展は大きな作品の展示も多く、楽しかったです。
カラフルでとても親しみやすい作風です。
今回は染色の人間国宝芹沢銈介の生誕120周年を記念したものです。
私は大きな作品で好きなのが、機織りの全道具を屏風のようなものに描いたもの。
今回のポスターにも使われていました。
機織図四曲屏風 ちょっと斜めになってしまった |
機織りの工程やその道具を使う気持ちも全て一緒に
作品の中に描かれているように感じて、すごくいいなあと思いました。
作品を見ていると、静岡市立芹沢銈介美術館の所蔵の多さに驚きます。
いつか行ってみたい!
他にも興味深かったのが、柳宗悦著「手仕事の日本」の挿し絵を担当した
芹沢銈介作品が、実際にモデルにした民芸品とともに展示されていました。
おおお~。って、なりました。
唯一読んでいた柳宗悦先生の本でした |
ショップでは現在活躍する工芸作家の作品を販売しています。
ショップまで展示室のようでした。
展示品をみてテンションが上がったあとなので、絶対何かしら欲しくなります。
会期はまだまだ11月23日まであります。
おすすめです。また行きたいです。
こちらも一点もの。
しまりす屋はこちらから
0 件のコメント:
コメントを投稿