岡谷市 イルフ童画館の「チェブラーシカの絵本原画展」に行ってきました!
イルフ童画館の常設展や武井武雄の人物については後日ゆっくりご紹介することとして、
今回はチェブラーシカについて書いていきたいと思います!
「チェブラーシカの絵本原画展のポスター」 |
実は私はチェブラーシカが大好きなのです。
10年くらい前に古いアニメ版をみて、
なんとも言えない哀愁がやたら印象に残っていたのですが、
その5年後にこんなに人気になるとは…驚きです。
私は以前2回ロシアを訪れたことがあるのですが、
「チェブラーシカとマトリョーシカをいっぱい買うぞ!」と意気込んで行ってきました。
そのおかげで私の部屋には人間1名に対してマトリョーシカ13名(バラして計上)
という人口比率で生活しています。
階段1段につき1マトリョーシカ |
はてさて、私がロシアで驚いたのが
チェブグッズをどこもかしこも販売していて、
しかもそれがけっこう適当だということ!
ミッキーだとかキティちゃんだとかとは違い、
手作り感溢れるチェブが至るとことで売られています。
かわいいけれども、手作り感あふれるチェブマトリョーシカ |
「一体、チェブラーシカのアイデンティティーとは」と、思ったのでした。
前置きがとっても長くなりましたが、
そんなチェブラーシカの謎がちょっとスッキリしたのが今回の展示でした。
まず、キャラクターとしてすでに確立されたチェブラーシカですが、
その成り立ちって、みなさん知らないのではないでしょうか?
チェブラーシカはロシアの児童文学家エドゥアルド・ウスペンスキーによる
シリーズもの絵本『ワニのゲーナ』に登場するキャラクターでした。
なんと、はじめは脇役!!
しかも文章でしか表されていませんでした。
「ミミズクのような大きな黄色い目」
「うさぎのような頭」
「子グマのような尻尾」を持つ
「熱帯からきた普通では知られていない動物」
という謎の動物として紹介されています。
その後、絵本として出版されます。
そのチェブラーシカが可愛くなくて、衝撃です!
「どなた?」と、思わず言いたくなる初期のチェブラーシカ |
その後、人形劇となり、だんだんと今のかわいい
チェブラーシカへと垢抜けていったのです。
だから、ミッキーだとかキティちゃんだとかとは違って、
いろんな人の手でだんだんと形成されたのです。
その分、ロシアで広く愛されてみんなのチェブラーシカになったのではないでしょうか。
だからスケートリンクの壁に描かれたチェブラーシカが
青くってドアラにしか見えなくたってみんな気にしない。
実際にロシアで親しまれているチェブラーシカと、
日本で映画版になったチェブラーシカとはちょっと違うものなんじゃないかな、
と思ったのでした。
展示では、様々なチェブラーシカが展示され、とても興味深かったです。
ちゃんと、かわいいチェブラーシカもいたのでご安心を。
入り口ではおっきいチェブラーシカと記念撮影も出来ます。
チェブラーシカ好きならテンションが上がるはず! |
展示のボリュームはけっして多くはないのですが、
チェブラーシカ好きは足を運んでみるべし!です(*^^*)
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